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中学受験・非受験どっちも必見!小学生の夏休みを後悔しない過ごし方【小4・小5・小6別】

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最も長く、自由度の高い夏休み。だからこそ、40日間の過ごし方でその後の学力や姿勢に大きな差が生まれます。「どれくらい勉強をさせればいいのか?」「受験しない場合は何を重視すべきか?」「有意義な夏休みにするには?」など、保護者の方にとって判断に迷うこともあるでしょう。この記事では、子どもが伸びる夏休みの過ごし方を「学年別×受験の有無」にわけてお伝えします。

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夏休みの基本戦略3つ「習慣、読書、生活リズム」

小学生にとっての1カ月半はとても大きいもの。何かを習慣づけるには充分な日数があります。学習習慣はもちろん、お手伝いや運動、ペットの世話などでも構いません。目的を持って「続ける」ということは本当に大事なことで、この先もずっと必要な力です。親子で話し合って習慣づくりにチャレンジしてみましょう。

また、時間のある小学生のうちに本をたくさん読んでほしいと思います。人は言葉で思考をするので、語彙力があるほど思考が深まります。成績向上につながるだけでなく、人生が豊かになります。語彙力は会話や読書など日々の積み重ねなので、「あとでまとめて伸ばす」ということができません。少しでも早く取り組むことが望ましいです。

早寝早起きなどの生活リズムを整えることは、すべてにおいて重要です。特に成長期の不規則な生活はNGです。感情が落ち着かず、学習効率も上がりません。「夏休みくらい自由に」は要注意。前述したようにそれが習慣化してしまうおそれがあります。きちんと夏休みの計画を立て、1日の過ごし方を決めましょう。子ども任せにするのではなく家族で共有して全員が意識することが重要です。

[関連ページ]【小学生】国語力を伸ばすためには?家庭でできることや勉強法を解説

<受験をしない場合>学年別の過ごし方

【小4】「なぜ?」「どうして?」を大切にしよう

図鑑や読書、自由研究、体験活動などを通して「疑問を持ち、調べる」習慣を育てたい時期です。地域のイベントに親子で参加するのも良いでしょう。学年が上がり忙しくなるにつれて、こうした余裕は減ってしまいますので、今のうちに気になったら調べる姿勢をつけておきましょう。

また、夏休みは「計算、漢字、ことば」の学習習慣をつけるチャンスです。たくさんやることより毎日続けることを目標に、子どもが前向きに取り組める声かけをし続けましょう。表を作ってシールやスタンプで成果を見える化すると、やる気アップにつながります。

【小5】苦手なところや不安な単元に向き合おう

算数は夏休み明けからグッと難しさが増します。1学期の復習を必ずしておきましょう。理解度によっては思い切って小4、小3までさかのぼることも有効です。2学期以降に習う「分数、割合、速さ」は中学までずっと響いてくる単元なので、可能なら軽く先取りをしておくと安心です。

並行して、計算練習を毎日の習慣にして土台を固めることも重要です。国語は今まで習った漢字の総復習をしましょう。語彙力に課題がある人は、市販のテキストで「ことば」の補強を。読書も引き続き重要です。

また、この時期は英語の勉強をスタートするベストタイミングです。英検を目標にするのも良いでしょう。今から毎日の習慣に英単語を組み込むことで、中学になってからの学習に弾みがつきます。

[関連ページ]【小学生】英語の勉強法を解説!小学英語の現状や中学で苦手にしない心構えも

【小6】中学に向けて自分で管理する力をつけよう

勉強や遊びの計画を立て、自分で時間を管理するなど、自立に向けての準備を始めたい時期です。スマホやゲームとの付き合い方も、親子で改めて見直しておきましょう。

勉強面では、算数の苦手を克服するのはもちろん、「なんとなくわかる」で終わらせていたところをクリアにしておくことが大事です。その際、なぜ苦手なのかを具体化してから解き直しましょう。ここがあいまいだと演習量を増やしても改善しにくいです。

また、本や新聞など、毎日当たり前のように活字に触れましょう。これから問題文が長くなり内容も複雑になりますので、読むことへの抵抗はできるだけ解消しておきたいものです。

英語は、小学校の授業だけでしかやっていないという人は、この夏に自主学習を始めましょう。小学校ではあまりやらない「書く」ことも必ず取り入れてください。

<受験をする場合>学年別の過ごし方

【小4】学習体力を鍛えて基礎を固めよう

計算や語彙の学習を中心に、毎日まとまった時間を確保し、机に向かう習慣を作ることが大切です。ただし、勉強が嫌いになってしまうと後が本当に大変になりますので、無理のないペースで進めましょう。やればできるという成功体験を積み重ねて、自信とチャレンジ精神を育てることが重要です。

また、間違いを頭ごなしに指摘したり叱ったりするのも避けましょう。子どもは叱られたくなくて、間違いをごまかしてしまうことになりかねません。今後3年かけて「不正解を正解にする」学習をしていくのです。自分の間違いに真摯に向き合うことから学習が始まります。間違いはチャンス。その姿勢を作ってほしいと思います。

【小5】重要単元を徹底的に復習しよう

算数の「割合、速さ、比、図形」。これら重要単元の理解なしに受験は乗り越えられません。難しい問題に気を取られがちですが、まずは基礎を定着させて、確実に解ける問題をこつこつ積み上げることが重要です。

国語は、がむしゃらにたくさん解けば良いわけではありません。読解問題の「解き方」を知ることが先決です。ここはぜひプロに任せたいところです。語彙力は、あればあるほど有利なので「漢字、ことば」のワークをやり込みましょう。すきま時間では読書も取り入れて。

理科や社会も、小6だけで何とかなる量ではありませんので、あと回しにせずに計画的に進めておきましょう。理社は「地理の工業と農業だけ」「理科の水溶液だけ」など単元ごとに復習がしやすく、長期休みの勉強に適した教科です。

いずれの教科でも重要なことは、解きっぱなしにしないことです。間違い直しをして、腹落ちするまで繰り返し取り組む粘り強い姿勢が合格につながります。小5は入試までまだ時間があります。丁寧に過ごしましょう。

[関連ページ]算数が苦手にならないための勉強法!苦手が生まれる理由や親ができることを解説

【小6】実戦力の強化とメンタルの管理をしよう

新しいことをやるより今までやってきたことを確実にしていくことが重要です。また、実戦を想定して、時間内にテンポよく解くことを意識しましょう。入試で「解けるはずの問題」を落とすのは本当にもったいないです。復習は、優先順位をつけて苦手や抜けのある単元から取り組みましょう。たとえ1問でも、×を〇に変えられたら合格に大きく近づきます。

安定した学習を続けるためにも、日ごろから子どもの精神面をよく観察しておき、安心できる声かけや落ち着いた環境を整えることが重要です。場合によっては、子どもではなく親の方が焦る気持ちになるかもしれません。塾の学習相談は、保護者のメンタルサポートも兼ねていますので、家庭で困ったことがあれば、通っている塾の先生に相談するのが良いでしょう。

充実した夏休みを過ごすために大切なこと

この40日間は子どもにとっても保護者にとっても、大変貴重な時間です。なんとなく過ごすのではなく、やるべきことを見極めて、目的意識をもって夏休みに臨んでほしいと思います。一方で、迷いが出る場合は、塾の夏期講習を活用するのもひとつの選択肢です。落ち着いた家庭環境に、学習のプロの視点が加われば、より充実した夏休みを過ごすことができるはずです。

この記事を書いた人

教育コラムニスト
小林 佳代子(こばやし かよこ)
中学受験から大学受験まで学習塾において20年の指導経験と母の視点から、家庭と学びをつなぐヒントを発信。

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