説明を聞くだけにしない!塾の面談・学習相談で必ず聞くこと3つ

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塾を選ぶときに「とりあえず話を聞いてみよう」と学習相談に行き、コース内容や通塾回数、授業料などシステムばかりを確認して終わってしまう人は多いもの。でも本来重要なのは、現在の学力からどのように成績をあげていくのかといった中身の話です。これをきちんと聞かないまま判断すると、塾に通い始めてからミスマッチになることがあります。この記事では、学習相談を有効に活用するために事前に知っておきたいポイントをまとめました。
この記事のポイント

学習相談とは?参加前に目的を明確にする
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感じの良い笑顔で迎えてくれて、システムを丁寧に説明してくれたから「この塾なんか良さそう」と思うのは間違いではありませんが、それが学習相談の主旨ではありません。塾はサービス業なので、丁寧な対応は当たり前のこと。むしろそれができていない塾は論外です。
学習相談は、子どもに合った学習環境を見つけるための機会です。「今の学力や課題を明確にして、成績を伸ばすための具体的な方法を提示してもらい、この塾に任せてよいか」を見極めることが本来の大きな目的。そのうえで「定期テストの点を上げたい」「志望校に合格したい」「学習習慣をつけたい」など、子どもの目標がかなえられそうかをしっかり確認しましょう。なんとなく参加してしまうと、ただ説明を受けるだけになってしまい、とてももったいないです。
学習相談の準備 持ち物と事前に整理しておくこと
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聞きたいことや伝えたいことは事前にメモをしてから行くのがおすすめです。塾に伝える情報が多いほど、より具体的で生きた学習相談になります。
・ 成績状況
まず準備したいのは、学校の定期テストや模試の成績表です。点数や偏差値だけでなく、答案用紙や設問別の正誤など、どこで間違えているのかが見えるものがあるとさらに良いでしょう。これらがなく、「だいたい70点くらいです」といった大まかな情報だけでは、塾側も推測でしか話せなくなります。
・ 学習状況
普段どんな教材を使ってどのくらい勉強しているのか、得意または苦手な教科といった今の学習状況を整理しておくと、より詳しいアドバイスをもらえます。部活動や習いごとなど生活面も共有できると、現実的な提案を受けやすくなるでしょう。
・ 子どものタイプ
子どもの性格についても大切なポイントです。集団塾と個別指導のどちらが合いそうか、声かけがあるとがんばれるタイプなのか、自分のペースで進めたいタイプなのかによって、合う指導方法は変わります。また、家と外の顔が違う子どもは多いので、家庭での様子は塾にとって貴重な情報です。
学習相談で必ず確認したい3つの質問
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「子どもの学力レベル」「成績の伸ばし方」「家庭学習の進め方」は必ず聞くようにしましょう。そのとき、塾の答えがざっくりしすぎていないかもチェックして。質問に対して具体的に説明できるかどうかが、塾の指導力の差になります。
(1) 今の学力レベルをどう見ているか
「基礎ができていないですね」「全体的に伸ばす必要がありますね」だけでは何も言っていないのと同じです。具体的にどこがどうできていないのかを、もう一歩踏み込んで聞いてみましょう。初回の相談でも、成績表を見て課題をすぐに分析してくれる塾ならば、的確な指導が期待できるでしょう。
(2)どのように成績を伸ばしていくのか
「やる気があれば伸びます!」「本人のがんばり次第です!」という精神論だけでは成績は上がりません。根性はもちろん大事なのですが、それ以上に大事なのは「いつまでに、どの教材を使って、どのように進めていくのか」といった具体策です。成績アップまでの道筋を示してくれるかどうかがポイントになります。
(3)家庭学習をどう進めるのか
「うちに全部任せてください」は頼もしく思えますが、注意が必要です。家庭学習なしに伸びるケースは存在しません。宿題の量や取り組み方、家庭との連携をどのようにはかっていくのかも確認しておきましょう。
塾選びで失敗しないための注意点
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「偏差値30から70になって難関校に合格!」というような特殊な事例を、塾選びの判断材料にするのは危険です。合格したのはその子であって、それが自分の子どもにも当てはまるとは限らないのです。見るべきなのは、多くの子の成績が、安定して似たように伸びているかどうかです。全体的に伸びている塾なら、成績アップのノウハウがあって、子どもに合った指導をしてくれる可能性が高いでしょう。
また、丁寧に話を聞いてくれて、「大丈夫ですよ」と安心させてくれる塾はとても魅力的に思えますが、それだけで決めてしまうのは待って。雰囲気が良いという直感は大事ですが、指導内容やサポート体制など、他の要素も含めて総合的に検討する必要があります。逆に「何かイヤだな、気になるな」と感じた場合は、たいてい当たるので見過ごさない方が良いでしょう。
体験授業には必ず参加して、子ども自身の感覚も大事にしてほしいと思います。本人がイヤだと感じる場所ではなかなか勉強は続きません。選び方としては、違和感がある塾は外す→残った塾をデータや中身で比較→最終的には子ども自身が決めるという流れがスムーズです。
学習相談で見極めたい塾と家庭の相性
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学習相談は、保護者が塾を見極める場ですが、実は塾側も保護者の様子をよく見ています。家庭がどのような教育方針を持っているのかということを確かめているのです。「よくわからなくて…」という保護者よりも「家ではこういう状況で、こうなることを目指していますが、こんなことに困っています」というように、ある程度はっきりしている方が、塾も具体的に話しやすくなります。ですが、結果を急ぎすぎて過度な要求をしたり、現実離れした期待をしたりしても塾側が困ってしまいます。無理のない要望で臨みましょう。
また、塾がどんなに良い指導をしても家で勉強をしなければ成績は上がりません。家庭で協力ができるかどうかは大きなポイントです。塾は教育相談の場において、「この家庭と一緒に子どもの成績を伸ばしていけるかどうか?」を確認しています。教育相談は、お互いが信頼関係を築けるかを判断する場でもあるのです。
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学習相談を「戦略会議」にしよう
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学習相談を有意義なものにするためには、ただ説明を聞いて塾を選ぶというだけの場で終わらせないことです。学習相談は、子どもの目標達成に向けて作戦を立てる場でもあるので、受け身ではなく、主体的に参加することが大切です。今の課題がどこにあり、どのように解決していくのかを具体的に知って、行動につながるような話し合いができれば、学習相談はとても価値のあるものになります。また、子どもだけでなく、家庭でどうサポートしていけばいいのか「親の動きが明確になった状態」で戦略会議を終えられると、それはかなり理想的で有意義な学習相談と言えるでしょう。
個別指導Axisでは、日々の勉強や進路の不安をそのままにしないよう、いつでも学習相談を受け付けています。悩みは早いうちに整理することが重要です。お子さま一人ひとりの状況をよくお聞きして、勉強の進め方や家庭での関わり方についてもアドバイスいたします。気になることがあればぜひご相談ください。「入塾ありき」の学習相談ではありません。お子さまの未来を一緒に考える場として活用していただければと思います。
この記事を書いた人

教育コラムニスト
小林 佳代子(こばやし かよこ)
中学受験から大学受験まで学習塾において20年の指導経験と母の視点から、家庭と学びをつなぐヒントを発信。