個別指導Axis
個別指導Axis

まずは、お気軽にお問い合わせください!

成績が伸びる高校生は、こうして使っている

AIを使った勉強法 成績が伸びる高校生の活用術を塾のプロが解説

公開日:

いま、高校生の勉強スタイルは、AIの登場によって大きく変わろうとしています。 たしかにAIは便利ですが、「答えをもらう道具」にしてしまうと成績は伸びません。一方で、AIを「専属家庭教師」として活用できている生徒は、自学自習の質を高め、本当の学力を身につけています。 今回は、個別指導Axisで学習プログラムづくりを担うプロに、AIの現状とその賢い活用法を解説してもらいました。

やる気を引き出すヒントがわかる!お子さまの勉強タイプ診断してみませんか?LINE友だち追加でいますぐ診断!

【実態】高校生のAI学習の現状と捉え方

いまの高校生は、どの程度AIを学習に活用しているのか?私たちもその実態を知るために、個別指導Axisの生徒を対象にアンケートを取ったことがあります。

その結果、AIを「使っていない」と答えた生徒はごくわずかで、「週2~3回使っている」「ほぼ毎日使っている」と答えた生徒がほとんどでした。すでに高校生にはAIは特別な存在ではなく、日常の学習ツールとして定着しています。

AIを使うことを否定するのではなく、「どう使うか」が重要な理由

一方で、「AIに頼りっぱなしでは本当の学力など身につかないのではないか?」と危惧する声も少なくはありません。しかし、もとよりいまは、公立高校でも一人一台端末の整備が進んでいます。以前なら紙の辞書で調べていたこともAIに質問する。すでにAIは、ふだん使いの勉強道具になっています。

実は高校の指導現場でも、AI利用を否定する考え方は見当たりません。文部科学省もAIを否定するのではなく、「使いこなす力」を育成することを重視しています。
[参考]文部科学省「AIに関する現状と検討課題について(PDF)<令和8年2月13日>

ただし、授業中の利用については、学校や教科によっても方針が異なっていることもあり、生徒も授業中にAIを使っているワケではありません。多くの生徒は自習時や家庭学習の際に使っているようです。

つまり、時はすでに「AIを使うか否か」を議論する段階にはなく、「AIをどう使えば学力向上につなげられるのか」を考える段階となっているのです。

【教科別】AIを活用した具体的な勉強法

では、AIはどんな科目のどんな勉強方法に使うのが有効なのか?ここでは、科目別にAIを使った具体的な学習方法についてまとめます。

実は、現時点ではまだ、AIが苦手な分野もあります。その一つが画像認識で、たとえば複雑な図表やグラフの読み取りや、詳細な地図の認識などは得意ではありません。しかし、これもおそらく時間の問題。すでに多くの科目で不都合なく使えるレベルまで、AIの学習も進んでいます。

英語:単語・文法・英作文・長文読解での活用

AIの記憶能力は人間よりも優れています。英語は語学ですから、成績向上の鍵を握るのは、どれだけ語彙や文法を覚えているか?といった基本的な知識量です。となれば、記憶力に優れるAIにとって、英語はもっとも相性がいい科目といってもよいでしょう。

例えば、以下のような場面での学習サポートに役立ちます。

  • 単語や熟語の意味確認
  • 文法の解説
  • 長文読解の解説
  • 難しい英文の要約
  • 英作文の添削

ただし、ここで忘れてはならないのは、やはり「使い方」です。
たとえば長文読解。最初からAIに全文を訳させたのでは、自分で読む力など、およそつくはずがありません。まずは自分で読んでみる。訳文を書いてみる。訳文を書けない、間違ってしまうのはどこか?なぜか?意味のわからない単語や暗記できていない熟語はどれか?理解できていない構文や関係節の構造はどこか?

何がわかっていないかを明確にしたうえで、わからないところだけをAIに聞く。そうすれば、AIは弱点に応じた解説をしてくれます。だからこそ伸びるのです。

数学:途中式の丁寧な解説ツールとして活用

AIは、数学の学習サポートにも適しています。なかでも、

  • 途中式の考え方の確認と解説

にはとても役立ちます。

市販の問題集や参考書の問題の解説文を読むと、「どうしてこの式になったのか?」「なぜ急にこの式が出てきたのか?」と戸惑うことがよくあります。おそらく紙幅の都合からだと思われますが、「これぐらいはわかっているだろう」という前提で省略されてしまうのです。

でも、わからない人は、その「これぐらいはわかっているだろう」がわからないから、わからない。AIは、その省略された部分を一つひとつ補いながら説明してくれます。自分のレベルに合わせて解説してくれるので、つまずきの予防や克服に役立ちます。

国語:現代文・古文の理解サポート

AIは、国語でも下記のような学習時のサポートツールとして役立ちます。

<現代文>

  • 要旨整理
  • 論理構造の整理

<古文>

  • 古文単語の意味
  • 文法の確認
  • 現代語訳の確認

近年の共通テストでは、読解力を重視する傾向が強まっています。そのため、問題文は長文化し、さらには2文、3文を読み比べながら、適切に要旨を読み解き、解答にたどり着く力が求められています。

また、難関大学の出題では、日本語で書かれてはいるものの、内容そのものが難解な評論文や随筆が出題されることもあります。

こうした出題には「大意をつかむ力」が必要です。果たして自分がまとめた要旨や汲み取った大意はどこまで適切なのか?AIを使えば、簡単にそれを判断することができます。

ただし、英語と同様、ここでも大切なのは最初から答えをもらわないこと。AIは「理解を助ける存在」であり、「考えることを代わりにやる存在」ではありません。

理科・社会:暗記項目の整理・一問一答作成

理科や社会では、以下のことに向いています。

  • 用語の意味
  • 歴史の流れ
  • ものごとの因果関係
  • 一問一答づくり   など

しかし、図表や統計資料などの画像を細かく読み取る問題は、まだ苦手な部分もあります。
「AIが言っているから正しい」と思い込まず、自分でも教科書や資料集を確認するようにしてください。

AIを「専属の家庭教師・自習室」に変える3つの裏ワザ 

ここまで読んで、「AIは思った以上に勉強で使えそうだ」と感じた人も多いのではないでしょうか。

実は、AIを上手に使っている高校生は、「問題を解くために調べる・ヒントをもらう」ためのツールとしてだけ使っているのではなく、「自分専用の家庭教師」や「自習のパートナー」として活用しています。ここでは、おすすめの3つの活用法を紹介します。

裏ワザ(1)自分専用の弱点克服小テストを作る

すべての科目に共通しますが、成績を伸ばしたいなら「理解したこと」を「解ける」レベルになるまで習熟させなければなりません。そのためには、「反復練習して定着させる」という「地味なトレーニング」が必要です。

そこでおすすめしたいのが、AIを使った「自分仕様の小テストづくり」です。

たとえば、覚えたい英単語が100個あったとしたら、「この100語を使って意味を答える四択問題をつくってください」と指示する。

さらに、「間違えた問題だけでもう一度テストをつくってください」と指示すれば、苦手な部分だけを繰り返し勉強することもできます。自分の弱点を認識したうえでつくってくれる問題ですから、効率よく苦手克服・弱点補強ができます。

裏ワザ(2)AIを面接官にして対策練習をする

AIは、会話も得意です。

総合型選抜や学校推薦型選抜を考えている人なら、面接練習にも役立ちます。たとえば、「私は○○大学△△学部を志望しています。これから面接練習をしてください」と指示すれば、その大学・学部に適した質問をしてくれます。

その質問に音声入力で答えれば、

  • 話し方
  • 内容
  • 改善点 など

のフィードバックをしてくれます。

志望校のアドミッション・ポリシーを読み込ませてから面接を始めれば、質問の精度もさらに高まるでしょう。

ただし、いま多くの大学では、総合型選抜や学校推薦型選抜時にAIが使われないような対策を講じ始めています。志望理由書や自己PRなどの書類、面接時の受け答え文づくりなどでAIを使った場合、相応の精度でAIの文章のクセなども見抜けるようになっています。また、本番の面接では、わざと想定外の質問も投げかけられることもあります。

そして何より、自分ではAIに頼ったつもりはなくても、「AIがつくったと同程度の一般的・標準的なテンプレート文章や受け答え」であれば、独自性や訴求力も乏しいため、試験官の印象には残らず「不合格になる」だけです。

「AIに答えを求め、それを覚える」のではなく、あくまでAIは「自分の考え方や意見の切り口を増やすためのヒント」であり「質問に対して臨機応変に考えながら話す練習」として使うことが重要です。

裏ワザ(3)AIからの「逆質問」で理解度を測る

AIを「逆質問」で使えるようになれれば、活用法としては上級です。自分がわからないことをAIに質問するのが一般的な使い方ですが、これはその逆、自分の理解度を測るためにAIから自分に質問させるのです。

たとえば数学を勉強したあと、「この内容について、私が本当に理解できているか確認するための質問を5つ作ってください」と指示する。するとAIは、理解度を確認するために難易度にも変化をつけながら、理解度・習熟度を判定するための問題をつくってくれるのです。もし答えられなければ、「理解したつもりに過ぎなかった」ことがわかります。

AIは、答えに導いてくれる機能だけではなく、「自分が何を理解できていないか」を見つける先生にもなってくれるのです。

【実践】成績を伸ばすおすすめ指示文(プロンプト)例

では、AIを上手に使う高校生は何が違うのでしょうか。その答えは、質問の仕方が違います。つまり「プロンプト」の書き方が的確なのです。

数学:基礎レベルで途中式を解説させるプロンプト

<悪いプロンプト例>

この問題を教えて

<良いプロンプト例>

高校2年生です。数列はまだ基本しか習っていません。
解説文では、未習の公式は使わず、苦手な私にも理解できる基礎レベルで説明してください。

AIは、大学の研究レベルの数学まですべてを知っていますから、表示する解説のレベルをいくらでも上げることができます。わかりやすくいえば、たとえば高校2年生の問題でも、高校3年生で習う公式を使って、すでにそれを知っていることを前提として説明してしまうことがあるのです。

プロンプトを書く時には、

  • 学年
  • 単元
  • 理解度
  • 出してほしい形式 など

を具体的に示しながら指示してください。

英語:構文分析(SVOC)と訳文を出させるプロンプト

<悪いプロンプト例>
訳してください

<良いプロンプト例>

文章のSVOCを示しながら、まずは直訳レベルの訳文を、次に文章の大意を示してください。
関係節や関係代名詞の部分の文の構造だけを詳しく解説してください。

AIへの要求は、論理的・具体的に伝えることが大切です。示してほしい回答のイメージをできるだけ具体的に指示すれば、より質の高い回答が返ってきます。「何を聞くか」よりも「どう聞くか」が重要と心得てください。

【注意点】AI勉強法における3つの落とし穴と限界

誤情報(ハルシネーション)のリスクと対策

AIは、自信満々に間違ったことを答えることがあります。これは「ハルシネーション」と呼ばれています。しかも困ったことに、そのウソは「もっともらしく思える質の高いウソ」なのです。

特に、

  • 歴史
  • 図形問題
  • 複雑な統計資料 など

は注意が必要です。

AIを使う際には、すべての場面において鵜呑みにしないこと。特に上記のような分野を質問する際には、教科書や参考書などでも確かめるようにしてください。

解説を読んだだけで「わかったつもり」になる危険性

AIの説明文は、平易な言葉づかいで日本語としても誤りの少ない整えられた文章です。そのぶん、「わかりやすい」と感じやすく、1回読めば「理解できた」と思ってしまいがちです。

しかし、実際に自分で問題を解こうとすると手が止まってしまう。生徒からも「そのときは理解していたつもりだったが、テストでは解けなかった」という声をよく聞きます。

たしかにAIは使い方によっては有効な学習ツールですが、そのぶん大きなリスクも潜んでいます。それは「自分で考えなくなること」です。かなりの精度で正しい答えを教えてくれるAIに頼り切ってしまうと、「自分で考える力」を育てることを自ら放棄することになってしまうのです。勉強の成果は、「答えを見る」ことではありません。「正解にたどり着けるよう自分で考えられようになる」ことです。

最初からAIに答えをもらうような使い方は危険です。AIに聞いてみただけで「わかったつもり」になってしまっていないか?自分で問題を解き直してみるなどの再点検を行うようにしてください。

宿題・課題をAIに丸投げは、言語道断

最近は、問題を写真で撮るだけで答えが返ってくるAIもあります。たしかにこれなら、宿題を数分で終わらせることもできます。ですがこれは、言うまでもなく「やってはいけないこと」の最たるものです。これまではクラスの優秀な生徒の宿題を丸写しさせてもらっていたけれど、それをAIにしてもらうようになった。それだけのことです。

これで伸びるのは宿題の提出率だけ、学力が伸びるはずなどありません。楽をするためにAIを使うのか。理解するためにAIを使うのか。この違いは、やがて大きな学力差となって成績に現れます。

【結論】学力を伸ばす「AI×人」のハイブリッド学習

AIは答えをすぐ教えてくれる便利さゆえに、それに依存しきってしまうと、「考える前に答えを見る」「わかったつもりになる」といった落とし穴にはまります。繰り返しますが、AIを「答えをもらう道具」として使ってしまうと、成績は伸びません。自分で考え、自分で答えを出し、AIで確認する。この順番を間違えないことが重要です。

自習をサポートする専属家庭教師としてのAI

一方で、AIによって、これまでとは異なる可能性・メリットも生まれています。AIは、ほかの誰でもなく自分の苦手や疑問に的確に答えてくれます。「専属家庭教師」になってくれるのです。

これまでは、苦手を克服するためには、自力で粘り強く取り組むか、あるいは塾で指導を仰ぐかぐらいの選択肢しかありませんでした。ただでさえ苦手で嫌いなこと、自分でやりきるにはよほどの根性が必要です。あるいは、塾に行くには経済的な負担もかかります。多くの場合、そのまま放置され、さらなる苦手のスパイラルに落ちていくしかありませんでした。

しかしAIは、その「手も足も出せない状態」から脱出できるツールになり得るのです。

少なくとも、自分のわからないところを、いろんな角度から何度でも聞くことができます。これまではその「壁打ち」する相手すらいなかったのですが、AIならとことんつきあってくれます。「自分で突破口をつくることができるツール」が手に入ったのです。

動機付けや受験戦略など「人(塾)」の役割

では、AIが専属家庭教師になってくれるのなら、塾は必要なくなるのでしょうか。

たしかに、これまで塾が担ってきた役割を、AIがとって代わる部分は少なくないでしょう。しかしそれでも、人には人にしかできないことがあります。

AIにできること

  • インプットに活用 (解法や知識の提供)
  • 簡単に下調べできる
  • 基礎やアウトラインを理解するのに有効
  • 何度でも解説を読める
  • 練習問題を作成してくれる など

人にしかできないこと

  • アウトプット(解答訓練や反復練習)の場になる
  • 本当に理解しているかを確認する
  • 解法のクセを修正する
  • 学習計画づくりや継続的な学習を支援する
  • 志望校と受験戦略づくり
  • 学ぶモチベーションを管理する

AIは答えを出すことは得意です。しかしたとえば、生徒が学び続けたくなる動機付けやその管理まではできません。

志望校まであと何点必要なのか。今週は何を優先して勉強するべきか。部活動との両立をどう考えるか。模試の結果をどう受け止めるか。こうした一人ひとりに合わせた戦略や伴走は、少なくとも今の段階では、人にしかできません。

[関連ページ]個別指導Axisの校責任者の役割とは?
[関連ページ]塾の選び方のポイントを解説。失敗しないために事前にやっておくべきこととは?

「AI×人」を組み合わせた理想の勉強スタイル

つまり、「AIか、人か」という二者択一ではないのです。AIと人、それぞれの強みを組み合わせること。

家庭ではAIを使って予習や基礎理解を進める。
塾では先生に説明し、自分の言葉でアウトプットして、理解を定着させる。
分からない原因を一緒に探し、志望校までの計画を立て、学習を継続できるよう支える。

こうして、AIは、自学自習の習慣をつくり、学びを深めてくれるパートナーとして役割を担い、人は、アウトプットや対話を通じて、学びを実力へと変えていく伴走者となる。それが、AIと共存する新しい学び方です。

個別指導Axisは、現状のお悩みや、その先のゴールをしっかりと見極め、一人ひとりに合った学習プランをご提案しています。学習に関する不安・疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽にお近くの校舎へお問い合わせください。

この記事を書いた人

(株)ワオ・コーポレーション
個別指導Axis 本部 商品企画 責任者
行友 敏寛(ゆくとも としひろ)
校舎運営やエリア統括を経て、本社営業統括の商品企画部門へ。全国の校舎をサポートしつつ、今の時代や入試変化に合わせた新しい商品の企画・開発に取り組む。 

(株)ワオ・コーポレーション
個別指導Axis 北海道・東北ブロック 統括責任者
内藤 勇(ないとう いさむ)
15年の現場・スーパーバイザー経験を活かし、個別指導Axis北海道・東北ブロックの統括責任者を務める。校舎の経営・運営指導をはじめ新規出校実績も多数。

個別指導Axisへの
お問い合わせ

勉強に関する
どんな質問でも承ります!

学習相談

実際と同じ授業が
無料で体験できます!

体験授業

\ アクシスは、全国500校超 /
お近くの校舎へお気軽にお越しください。

先輩たちの受験体験記