なぜ、
プログラミング教育は
必修に?

WHY?
プログラミング教育必修化

現在、家や学校や社会のあらゆるしくみの中で活用されているコンピュータ。これから人工知能(AI)やロボットが人に代わって活躍する新時代を生きる子どもたちには、コンピュータの仕組みを理解して、活用できる力が必要不可欠になります。

AI時代に対応するために
必要なこと

  1. POINT.1 知識

    コンピュータの
    仕組みを理解する

  2. POINT.2 思考

    プログラミングの
    考え方を身につける

  3. POINT.3 人間性

    コンピュータや
    情報を活用する

POINT

プログラミング教育とは、子どもたちに、
「プログラマーを目指してもらう」という
ことではありません。

HOW?
コンピュータを活用できる力を
つけるために

小学校、中学校に続いて、2022年からは高校でプログラミングを含む「情報Ⅰ」が必修化され、2025年からは「情報」が大学入学共通テストの基礎教科になります。

小学校

プログラミングの
体験を通して
「考え方」を学ぶ
<算数や理科などすべての教科>

  • 身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気づく
中学校

プログラミングを
含めた情報の
「技術」について学ぶ
<技術・家庭科(技術分野)>

  • 社会におけるコンピュータの役割や影響を理解する
  • 簡単なプログラムを作成できるようにする
高校

実践的な
「プログラミング」や
「データ活用」を学ぶ
<情報Ⅰ>

  • コンピュータの働きを科学的に理解する
  • 実際の問題解決にコンピュータを活用できるようにする

WHAT?
プログラミング的思考とは

論理的に考える力
+
最適な方法を導き出す力

文部科学省では「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」としています。

※有識者会議「議論の取りまとめ」より

例えば、「1辺が10cmの
正三角形を描く」場合

1
算数で習った知識をもとに
正三角形のかたちを分解してみる
辺の長さがすべて等しい三角形の図
正三角形は
辺の長さがすべて等しい
角の大きさがすべて等しい三角形の図
正三角形は
角の大きさがすべて等しい
2
正三角形を描くために
必要な動きを組み合わせる
10cm右に進んでから左に120度曲がる線の図
長さ10cmの線を引く
プラス
左に120°曲がる
3
コンピュータへの「命令」に置き換えて
より効率よく描ける方法を考える
「長さ100進む→左に120度曲がる」を
3回命令する
Scratchのプログラム図
「長さ100進む→左に120度曲がる」を
「3回繰り返す」と命令する
Scratchのプログラム図
そうすると…
二重丸
正六角形や正八角形など
角が多くなるとこちらの方が効率的!
※文部科学省「プログラミング教育の手引(第三版)」より(抜粋)

このように物事のしくみを理解して、順序立てて考え、
試行錯誤しながら効率的な手順にしていくことを「プログラミング的思考」といいます。

START!
アクシスのロボットプログラミング講座

− アクシスが大切にしていること

コンピュータは、単純作業や命令に従ってデータを取り出すことは得意ですが、人に寄り添うこと、直感を頼って行動すること、今までに例のないものを生み出すことは苦手です。アクシスでは、子どもたちが「新しい方法を考え、自分なりの答えを出して行動に移す」といったAIが持つことのできない「創造力」の育成をめざしています。

また、アクシスのロボットプログラミング講座は、先生に教えてもらうことが前提ではありません。自分でテキストを読み、小さな「できた」を積み重ねながらロボット制作を進めていく。その中で自分の力で間違いに気づき、戻って調べ、あきらめずに何度でもやり直す。そんな主体的な学びの姿勢を子どもたちから引き出します。

− なぜロボットを使うのか?

ゲームなどロボットを使わないプログラミングは、画面内で作りたいものを好きなように作るスタイル。一方で、ロボットを使ったプログラミングは、現実世界でロボットを作って、動かします。そのため、「足の悪いおばあちゃんを支えるロボット」や「将来住みたい理想の家」など、パソコンの小さな画面を飛び出して発想の幅が大きく広がります。

アクシスのロボットプログラミング講座では、「色や光の検知」「衝突しない自動車のしくみ」といった実社会でよく目にする題材をたくさん扱います。それらの経験が「自分にもできた!」「もしかして社会を変えられるかも!」といった自己肯定感や社会とのつながりを生み、それは将来、さまざまな場面で子どもたちの生きる力となって役立ちます。