「音読、上手になってるやん!」
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先日、小学生の生徒の音読を聞いていて、思わず嬉しくなったことがありました。
以前のその子は、音読があまり得意ではありませんでした。
文章を読むことに慣れておらず、声に出して読むことにも少し苦手意識がありました。
読むということは、ただ文字を声に出せばいいわけではありません。
どこで区切るのか。
どんな気持ちで読むのか。
文章の内容を理解しながら読む必要があります。
だからこそ、苦手な子にとっては意外と難しいものです。
そんな姿を見ていたので、久しぶりに聞いた音読には驚きました。
一文一文をしっかり読めている。
以前よりも声が出ている。
文章の意味を考えながら読んでいることが伝わってくる。
「上手になったね。」
思わずそう声をかけました。
すると本人は、少し照れくさそうな表情をしていました。
きっと本人にとっては、特別なことをしたつもりはなかったのかもしれません。
毎日の宿題。
少しずつの練習。
何度も文章を読む経験。
その積み重ねが、いつの間にか大きな変化になっていたのです。
私たちは、勉強の成果というと、どうしてもテストの点数や成績で判断しがちです。
もちろん、それも大切です。
でも、子どもたちの成長は、数字になる前に表れることがあります。
以前はできなかったことが、できるようになる。
苦手だったことに、少しずつ向き合えるようになる。
その小さな変化こそが、大きな成長の始まりなのだと思います。
音読は、国語の力を伸ばすための大切な学習方法の一つです。
文章を読む力。
言葉を理解する力。
自分の考えを表現する力。
すべての学習の土台になる力につながっています。
でも、もう一つ大切なことがあります。
それは、
「自分はできるようになった。」
という実感を持てることです。
最初は苦手だったことでも、続ければ変わる。
昨日できなかったことが、今日できるようになる。
その経験は、次の挑戦への自信になります。
今回、音読を聞かせてくれた生徒を見ながら、改めて感じました。
子どもの成長は、ある日突然やってくるように見えます。
でも本当は、毎日の小さな積み重ねの先にあります。
私たちは、その「いつの間にかできるようになった瞬間」を見逃さず、一緒に喜べる存在でありたいと思っています。
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