熊本大学には経済学部がない!?
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熊本県を代表する大学のひとつ、熊本大学。
医学部、薬学部、工学部、理学部、法学部、文学部、教育学部……。
いろいろな分野を学べる、熊本県を代表する総合大学です。
ところが。
熊本大学には「経済学部」がありません。
さらに、「農学部」もありません。
「えっ? 熊大って、経済学部ないの?」
そう思った人もいるかもしれません。
では、なぜなのでしょう?
実は、その答えを知るには、熊本大学の「歴史」を少しさかのぼる必要があります。
熊本大学が誕生したのは、1949年。
そのとき、現在の熊本大学の前身となったのは、旧制第五高等学校、熊本医科大学、熊本薬学専門学校、熊本師範学校、熊本工業専門学校など、熊本にあったいくつもの高等教育機関でした。
つまり熊本大学は、
「経済学部を作ろう!」
「農学部も作ろう!」
「医学部も必要だ!」
と、一から学部をそろえてできた大学ではありません。
もともと熊本にあった学校や教育機関が、戦後の学制改革によって一つの大学にまとまり、現在の熊本大学へとつながっていったのです。
そう考えると、
「なぜ熊大には経済学部がないんだろう?」
という疑問も、少し見え方が変わってきます。
熊本大学には、文学部、教育学部、法学部、理学部、医学部、薬学部、工学部があります。
でも、その学部のルーツをたどってみると、それぞれに「熊本で長く続いてきた教育の歴史」がある。
例えば医学部や薬学部の歴史は、なんと江戸時代の細川藩が設けた再春館・蕃滋園にまでさかのぼります。
こうして見ると、熊本大学って、単に「熊本にある大きな国立大学」ではないんですよね。
熊本に昔からあった「学びの歴史」が、現在の大学の形につながっている。
だから、経済学部がないことも、農学部がないことも、ちょっと不思議ではあるけれど、熊本大学の成り立ちを知ると「なるほど」と思えてきます。
大学の「学部」を見るとき、つい現在の名前だけを見てしまいます。
でも、その大学が**「どんな歴史を持っているのか」**まで調べてみると、学部の顔ぶれにも理由が見えてくる。
熊本大学を知るなら、まずは
「経済学部がない」
という、ちょっと意外なところから入ってみるのも面白いかもしれません。
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