「〇〇高校なら何点必要?」を信じていい?徳島県の高校受験で知っておきたい合格ラインの考え方
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「〇〇高校なら何点必要?」を信じていい?徳島県の高校受験で知っておきたい合格ラインの考え方
「〇〇高校を受験するなら、基礎学で〇〇点は必要ですよ」
徳島県で高校受験を考えていると、こういう話を聞くことがあると思います。
保護者の方からも、
「○○高校を目指すなら、何点くらい必要ですか?」
と聞かれることがあります。
受験をする側からすれば、当然気になりますよね。
今300点なら足りないのか。
350点ならどうなのか。
400点あれば大丈夫なのか。
できれば、「この高校なら○○点」というはっきりした数字があった方が安心できます。
ただ、私はこの質問に対して、「○○点です」と数字だけを答えることには少し慎重です。
なぜかというと、高校受験の「合格ライン」は、そんなに単純なものではないからです。
今回は、徳島県で高校受験を考えている方に向けて、「○○高校なら何点必要?」という情報をどう考えればいいのか、私自身が入試に関わってきた経験も踏まえて書いてみます。
「〇〇高校なら〇〇点必要」という情報、どこまで信じていい?
最初に言っておくと、
「〇〇点必要」という数字そのものに意味がないわけではありません。
過去の受験生の成績や、これまでの合格者のデータなどをもとに、「このくらいは取っておきたい」という目安を出すことはあります。
実際、受験を考えるうえで、そうした情報は参考になります。
問題は、その数字がいつの間にか、
「この点数なら合格」
「この点数なら不合格」
という、一本の線のように扱われてしまうことです。
例えば、
「〇〇高校なら400点必要」
と聞いたとします。
では、399点なら絶対に無理なのでしょうか。
逆に、401点なら絶対に大丈夫なのでしょうか。
そんなことはありません。
でも、受験生や保護者の方からすると、数字が一人歩きしてしまうことがあります。
「あと20点足りないから志望校を変えた方がいいのかな」
と考えてしまう。
私は、そこは少し注意して見てほしいと思っています。
そもそも「〇〇点必要」の〇〇点は、何の数字なのか
ここは、意外と確認されていないことがあります。
「〇〇高校は400点必要」と聞いたとき、
その400点は、
何の数字なのでしょうか。
過去の合格者の平均点なのか。
合格者の最低点なのか。
実力テストのデータなのか。
塾が考えている安全圏なのか。
それとも、誰かが過去の経験から言っているだけなのか。
この違いはかなり大きいです。
例えば「合格者の平均点が400点」だったとしても、400点が合格最低点という意味ではありません。
当然、400点より高い人もいれば、低い人もいるわけです。
ですから、「〇〇点必要」と言われたときは、
「その数字の根拠は何ですか?」
と、一度考えてみてください。
数字は分かりやすいからこそ、ちょっと怖いところがあります。
数字になった瞬間に、それがものすごく確かな情報に見えてしまうんですよね。
たとえば、実力テストや基礎学の難易度は、毎年同じではありません
そして、もう一つ考えておきたいことがあります。
テストの難易度です。
毎年、まったく同じ問題が出るわけではありません。
当然、その年によって難しい問題が多かったり、逆に得点しやすい問題が多かったりします。
徳島県が公表している公立高校入学学力検査の結果を見ても、年度によって平均点は変わっています。
例えば数学は、令和6年度の一般選抜平均点が44.8点だったのに対して、令和7年度は40.9点でした。
社会も、令和6年度の64.1点から令和7年度は54.7点となっています。
つまり、同じ「400点」という数字でも、そのテストがどんなテストだったのかによって見え方は変わるわけです。
ここは、受験の数字を見るときに意識しておきたいところです。
「去年400点だったから、今年も400点」で考えていいのか
例えば、
「去年は400点あれば大丈夫だったらしい」
という話を聞いたとします。
では、今年も400点を取れば同じように考えていいのでしょうか。
私は、そう簡単には考えません。
去年と今年では、テストそのものが違います。
受験する生徒も違います。
その年の平均点も違います。
もちろん、過去のデータは参考になります。
ただ、過去の数字をそのまま今年の合格ラインに置き換えることには注意が必要です。
これは基礎学力テストに限った話ではありません。
大学入試でも、単純に共通テスト(旧センター試験)で「何点取ったか」だけで考えないことがあります。
京都大学の入試でも「概ね800点」という表現がある
少し高校入試から離れますが、大学入試の例を一つ。。
京都大学のある入試の一部では、大学入学共通テストについて、
「1000点満点中、概ね800点以上」
という基準が記載されています。
ここで気になったのが、「800点以上」ではなく、なぜ「概ね800点以上」なのかということです。
私は大学職員として入試実務に携わっていた経験があるので、この表現を見たときに、
「これは共通テストの難易度を考慮しているのではないか」
と考えました。
そこで、実際に京都大学の入試実務に関わる職員の方に確認しました。
答えは、共通テストの難易度によるものでした。
共通テストは、毎年まったく同じ難易度になるわけではありません。
問題が難しい年もあれば、比較的取りやすい年もあります。
同じ「800点」でも、その800点が持つ意味は、試験の難易度によって変わってきます。
だからこそ、「800点」という数字を機械的に線引きするのではなく、「概ね800点以上」という表現になっているわけです。
大学入試の現場では、こうしたことを当然の前提として考えます。
だから私は、徳島県の高校受験について、
「〇〇高校なら基礎学で〇〇点必要」
という数字を見たときにも、少し立ち止まって考えてほしいと思っています。
その点数は、どんなテストで取った何点なのか。
また、そのテストの難易度はどうだったのか。
ここが大事だからです。
入試における点数というのは、それくらい慎重に扱われるものなんです。
そう考えると、
「〇〇高校なら基礎学で〇〇点必要」
という情報も、少し違った見方ができるのではないでしょうか。
400点は400点。でも、その「400点」がどういう400点なのか
少し極端な例で考えてみます。
Aさんが400点。
Bさんも400点。
点数だけ見れば同じです。
でも、Aさんは前回350点から400点になった。
Bさんは前回430点から400点になった。
同じ400点でも、見えるものはかなり違います。
Aさんは上がっています。
Bさんは下がっています。
さらに、
数学だけを見るとAさんはかなり伸びているけれど、英語が弱い。
Bさんは英語は安定しているけれど、数学で大きく落としている。
そうなると、次に何を勉強するべきかも変わります。
だから私は、生徒の成績を見るときに、合計点だけを見て終わりにはしません。
「この点数になった理由は何だろう」
「次にどこを伸ばせそうか」
というところまで見たいと思っています。
高校受験で見るべきなのは「何点必要か」だけではない
では、実際に志望校を考えるとき、何を見ればいいのでしょうか。
もちろん、基礎学の点数は重要です。
ただ、それだけではありません。
例えば、
基礎学力の点数
まずは現在の学力を見るための大事な材料です。
ただし、1回だけではなく、これまでの推移も見たいところです。
教科ごとの得点
「5教科で何点」だけではなく、どの教科で点数を取れていて、どこに課題があるのか。
ここが分からないと、次の勉強につながりません。
内申点・調査書
公立高校入試では、学力検査だけを見て決めるわけではありません。
徳島県の公立高校入試でも、調査書などが選抜資料として使われます。
これからの伸び
そして、個人的にはここもかなり大事だと思っています。
今350点だから、ずっと350点のままではありません。
ここから受験までにどれだけ伸ばせるのか。
どこを伸ばせるのか。
これを考える必要があります。
「今350点だから無理」ではなく、「あと何をすれば近づけるか」
ここは、保護者の方にもぜひ意識していただきたいところです。
例えば、
「〇〇高校は400点必要らしい」
と聞いて、今350点だったとします。
そこで、
「50点足りないから厳しい」
と考えるだけでは、少しもったいないと思います。
50点という数字を、
数学で10点。
英語で15点。
理科で10点。
社会で10点。
国語で5点。
と考えてみる。
そうすると、
「50点」という大きな数字が、
「ここをやれば取れるかもしれない」という具体的な課題
に変わってきます。
各教科で2,3問正解を増やせばいい。
苦手分野さえ克服できれば届く点数です。
たとえば、数学なら、証明、連立方程式の利用、二次関数・・・などなど
理科なら、電流、化学反応・・・・などなど
受験勉強で大切なのは、こっちだと思っています。
合格ラインは「一本の線」と考えない
受験生からすると、
「ここを超えたら合格」
という線があれば、とても分かりやすいですよね。
でも、実際の受験はそんなに単純ではありません。
だから私は、
合格ラインを一本の線として考えすぎない方がいい
と思っています。
「400点だから大丈夫」
「380点だから無理」
と決めてしまうのではなく、
「今どこにいるのか」
「志望校までどれくらいあるのか」
「これから何を伸ばせるのか」
を見る。
その方が、ずっと現実的です。
「〇〇高校なら何点必要?」と聞かれたら、私ならこう考えます
私自身、大学職員として大学入試に関わり、その後も教育現場で仕事をしてきました。
その経験からすると、
「この高校は何点必要ですか?」
という質問に対して、数字だけを返すことにはあまり意味がないと思っています。
もちろん、目安はお伝えします。
ただ、それと同時に、
「今の点数は何点なのか」
「これまでどう推移しているのか」
「内申はどうなのか」
「どの教科に課題があるのか」
「受験までにどのくらい時間があるのか」
まで見たいです。
そのうえで、
「じゃあ、今からどうするか」
を一緒に考える。
それが、進路相談だと思っています。
「周りは、周り。うちは、うち。」
受験になると、どうしても周りが気になります。
「友達は400点だった」
「〇〇高校なら450点いるらしい」
「塾で〇〇点取れと言われた」
そういう話を聞けば、不安になるのも当然です。
でも、
周りは、周り。
うちは、うち。
でいいと思います。
もちろん、周りのデータを無視する必要はありません。
参考にする。
でも、その数字をそのまま自分の子どもに当てはめない。
同じ高校を目指していても、現在の学力も違います。
得意な教科も違います。
苦手な教科も違います。
内申点も違います。
ここから受験までに残されている時間も違います。
だったら、
その子にとっての「今」を見た方がいい。
私はそう思っています。
アクシス沖浜校は、学校以外で相談できる場所でありたい
塾なので、もちろん勉強を教えます。
でも、私はそれだけが塾の役割ではないと思っています。
「この点数で大丈夫なのかな」
「この高校を目指してもいいのかな」
「基礎学で何点を目標にすればいいのかな」
「最近、成績が下がってきたけど大丈夫かな」
「そろそろ受験について真剣に考えた方がいいのかな」
こういうことって、意外と誰に相談すればいいのか分からないものです。
学校には学校の先生との関係があります。
友達には聞きにくいこともあります。
ネットで調べても、情報が多すぎて逆に分からなくなることもあります。
だから私は、アクシス沖浜校が学校以外で相談できる窓口のような場所になれたらいいなと思っています。
「何点必要ですか?」という質問だけでも大丈夫です。
そこから、
「じゃあ、今の成績はどうなんだろう」
「志望校まで何をすればいいんだろう」
と、一緒に考えながら、整理していけばいいと思っています。
まとめ
徳島県で高校受験を考えていると、
「〇〇高校なら基礎学で〇〇点必要」
という情報を耳にすることがあります。
過去のデータなどをもとにした目安なら、もちろん参考になります。
ただ、その数字を
「これが絶対的な合格ライン」
と考えるのはおすすめしません。
テストの難易度は毎年同じではありません。
同じ点数でも、その点数がどのような状況で取られたのかによって見方も変わります。
だからこそ、
「何点必要?」だけではなく、
「今どこにいて、ここからどうする?」
と考えてほしいと思います。
受験では、どうしても周りが気になります。
でも、
周りは、周り。
うちは、うち。
です。
一人ひとりの現在地を見て、その子に合った道筋を考えていけばいい。
アクシス沖浜校では、勉強だけでなく、こうした受験や進路についての相談も大切にしています。
「この点数で大丈夫なのかな」と思ったときに、学校とは別に相談できる場所がある。
その一つとして、アクシス沖浜校を思い出してもらえたらと思っています。
一緒に頑張りましょう!