答えが出せるだけでなく
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こんにちは、Axis野々市校です。
先日、中学1年生の数学を指導していたときのことです。
文字式の規則性についての問題を解いていました。
ある規則にしたがって並んでいるものについて、nを使った式で表す問題です。
生徒さんはしっかりと考えて、正しい式を作ることができていました。
そこで、こんな質問をしてみました。
「じゃあ、どうしてその式になったのか、その求め方を説明してみて」
「えっ?」
突然の質問に、生徒さんは固まってしまいました。
問題では式を求めることしか聞かれていませんから、まさかその説明まで求められるとは思っていなかったのでしょう。
そこで、少し助け船を出しました。
「今の聞き方だとちょっと説明しにくいな。じゃあ、こうしよう。なお、説明には図や表、式などを用いてよいものとします。これで考えてみて」
すると、生徒さんは表を書き始めました。
そして、その表を使いながら、
「ここがこう増えていくから……」
と、なぜその式になるのかを順番に説明してくれました。
うん。
しっかり説明できています。
完璧です。よくできました。
ただ、ここでもう一つ。
「でも今の説明は、先生が目の前にいるからできた説明だよね」
口頭であれば、相手の反応を見ながら言葉を補うことができます。
ところが、試験では採点者が目の前にいるわけではありません。
自分が何を考え、どうしてその答えになったのか。
それを、答案だけを読んだ相手にも伝わるように書かなければなりません。
「じゃあ、それを答案ではどう書けばいいのか。そのやり方を教えます」
ということで、今度は「説明を答案にする方法」を伝えました。
その内容については――企業秘密ということで。
石川県の高校入試では、数学で「求め方を説明しなさい。なお、説明においては、図や表、式などを用いてもよい」という問題が出題されます。
そこで、中学3年生の模試の問題を実際に見せて、
「ほら。こういうふうに出題されるんだよ」
と確認してもらいました。
中学1年生ですから、高校入試はまだ先のことです。
それでも、今やっている勉強が、やがてこういう問題につながっていく。
そして数学では、ただ答えを出せればよいのではなく、
「なぜそうなるのか」を考え、それを相手に伝える力も必要になる。
そんなことを少し実感してもらえた授業になったのではないかと思います。