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難化の背景と2027年度への備え

2026年度共通テスト「英語リスニング」分析と対策

公開日:

大学入学共通テストにおける「英語リスニング」は、配点比率の増加にともない、合否を分ける極めて重要な科目となっています。今回は、「NOKAIオンライン(オンラインゼミ)」英語担当の嶋村講師による最新の分析をもとに、出題の傾向と高得点獲得のための学習アドバイスを詳しく解説します。 ※本記事は、会員生を対象に実施されたオンラインセミナーの内容をダイジェストでお伝えするものです。個別指導Axisでは、日々の学習の指針となるような入試情報を、会員の皆さまに定期的にお届けしています。

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入試概況|平均点は下落、難化傾向が鮮明に

2026年度の共通テスト英語リスニングの平均点は54.65点となり、2025年度の61.31点から6.66点のマイナスとなりました。設問数やマーク数に変化はありませんでしたが、共通テスト開始以降の上昇傾向から一転し、昨年からさらなる難化を見せています。

語数の推移と傾向

語数と難易度
 総語数は昨年と変わらないため、純粋に設問の質が難化したと言えます。

展望
平均点が下落に転じている現状を踏まえ、来年度以降も高い「情報処理能力」が求められる状況が続くと予想されます。

[関連ページ]【分析結果】2026年度共通テストの振り返りと来年度に向けた対策を解説!

大問ごとのポイントと新たな傾向

全体として「言い換えへの対応」や「ダミー選択肢の存在」が難化の大きな要因となりました。各大問の特徴と、受験生が苦戦したポイントを確認していきましょう。

第1問 : 短文・イラスト選択(読み上げ2回)
聞こえてくる英文と選択肢の間にある「言い換え」に気づくことがポイントでした。

第2問 : 短い対話・イラスト選択(読み上げ2回)
身の回りの事柄に関する短い対話文を聞き、対応するイラストを選ぶ問題でした。

第3問 : 短い対話・Q&A選択(読み上げ1回)
対話の要点を把握し、言い換えにも気づかなければならない問題。簡単な計算を要する問題や、聞き取りのポイントを絞りにくい正誤問題があり、少し難易度は高めでした。

第4問 : イラスト・条件選択(読み上げ1回)
A問題の並び替え問題では「ダミーの選択肢」が新しく登場し、多くの受験生が混乱する要因となりました。B問題は4人の発話から、必要な情報を選り分けて聞き取ることがポイントでした。

第5問 : 講義・ワークシート完成(読み上げ1回)【難所】
講義内容の把握に加え、学生の発言内容の確認、さらに別の学生の会話とグラフ情報を組み合わせて解く「情報統合型」の問題で、全大問の中で最も高い難易度でした。

第6問 : 会話文・内容把握(読み上げ1回)
A問題は2人の会話を聞いてそれぞれの主張を把握する問題。ただし内容が二転三転するため、最後まで聞かないと引っかかってしまうという問題でした。B問題は3人の会話から主張を捉え、図表と組み合わせる「情報統合型」の問題でした。 

今の受験生に求められる「記憶保持力」と「待ち伏せ」

共通テストのリスニングは、単に英語を聞き取るレベルを超え、聞き取った情報を素早く整理して理解する能力が求められます

全体的に「やや難化」
言い換えに気づかないといけない問題やダミーの選択肢が登場。

場面の先読み
あらかじめ場面説明を読み、聞くべきポイントを「待ち伏せ」状態にすることが重要。

選択肢の違い・特徴の明確化
選択肢の英文間、イラスト間の差異を明確にして情報の「待ち伏せ」状態にすることが重要。

「言い換え(Paraphrase)」
本文で流れた表現が、選択肢では違う表現(同意語や要約表現)に変わる。それに反応できることが正解への道。

「1回読み」への適応
一度で情報を頭の中に保持する「retention(記憶保持)トレーニング」が必要。

確実にスコアを伸ばす!3つの学習アドバイス

リスニング問題で高得点を取るために何をすればいいのか、3つのポイントを紹介します。

知識を増やす(土台作り)

土台となるのは、「単語・文法・構文」です。それぞれ1冊をしっかり仕上げておきましょう。これらの基礎知識を確実に習得した上で、リスニング力や情報処理力が上積みされていきます。

シャドーイングやリピーティングを行う

単語学習から音声を聞いて発音する習慣をつけ、演習後には必ず「シャドーイング」を行いましょう。また、英文1文ごとに音声を止めて繰り返す「リピーティング」をすることで、記憶保持トレーニングを行うことができます。

誤答分析を徹底する

答え合わせで終わらせず、「なぜ間違えたのか」を必ず言語化してください。自分なりの「再発防止ルール」をノートにまとめ、ミスのパターンを自覚することでミスを減らすことができます。

[関連ページ]2026年度共通テスト「英語リーディング」分析と対策

場面を先読みする力をつけましょう

共通テストの英語リスニングは、正しい対策を積み重ねることで着実に実力を伸ばせる試験です。まずは土台となる単語や文法の知識を固め、日頃の演習からあらかじめ場面説明を読んで「聞くべき情報」を待ち伏せする先読みの習慣をつけていきましょう。

「音声が速くて聞き取りが追いつかない」「一度にたくさんの情報を覚えられない」という方は、ぜひお近くの個別指導Axisまでご相談ください。最新の傾向を踏まえ、志望校合格に向けた最適な対策を一緒に考えていきましょう。

この記事を書いた人

(株)ワオ・コーポレーション
能開センター 大学受験コース
NOKAIオンライン英語スーパー講師
嶋村 安紀子(しまむら あきこ)

確かな教科力で難解な大学受験英語を分析。的確な評価で意欲を高め、「Follow me」と断言し牽引する。圧倒的な力強さで合格へ導く英語指導の旗振り役。

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