塾の体験授業では何を見る?親子で『合う塾』を見極めるチェックポイント

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塾の体験授業に行くことになったけれど、何を見ればいいのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、体験授業で特に重点を置いて確認したいことや、絶対に見落としてほしくないポイントをまとめました。
この記事のポイント

塾の体験授業前に準備・確認すべきポイント
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塾によって得意とする指導や力を入れている分野が違います。たとえば、中学受験を目指すなら補習型の塾では目的に合いません。数学を前学年にさかのぼって教えてほしいのであれば、クラス指導では難しいでしょう。まずは塾に通う目的を整理して、わが子に合った塾を選びましょう。
基本情報の事前確認
通塾のしやすさはとても重要です。目標が達成できるまで無理なく通い続けられるかどうか、距離だけでなく、通塾手段や授業の開始終了時間も含めてしっかり考えておきたいところです。子どもが一人で通う場合は入退室を確認できるシステムがあると安心です。
また、気になる合格実績ですが、どのくらいの学力層の生徒が通っているのかを知る目安として、参考程度にしておきましょう。トップ校の合格実績があっても「その塾なら合格できる」わけではありません。
費用面に関してはサイトに載せていない塾も多くあります。コースや学年、季節講習やオプション講座によって一人ひとり料金が違うためです。直接問い合わせる必要があります。
失敗を防ぐために2つ以上の体験授業を比較
「面倒見が良くないらしい」「先生が厳しいと聞いた」といった口コミだけで候補から外してしまうのは早計です。逆に、口コミや評判が良くても、実際に体験授業に行くと違った印象を受けることもあります。口コミは参考にしつつ自分自身で確かめてみましょう。
比較するためにも、2か所以上は行くことをおすすめします。体験授業は無料の塾がほとんどなのでたくさん受けてみたくなりますが、勉強で困っているなら時間をかけすぎず、早めに通塾をスタートできるよう動くことも大切です。
体験授業の前にまずは面談を
多くの塾では体験授業の前に学習状況を確認する面談をおこないます。現在の成績や苦手科目、志望校、家庭学習の状況などをもとに授業の内容を決めていきます。成績表など客観的な情報が手元にあると、より現状に沿った面談になりますので準備して行くと良いと思います。
塾から「まずは体験授業を」と案内された場合でも「先に学習状況について相談したい」と面談をお願いしても問題ありません。こちらの話をどのくらい聞いてくれるか、子どものことを知ろうとしてくれるかどうかは、その塾を知るための一つの材料になります。
体験授業でチェックすべきポイント
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指導スタイル(個別・集団・オンライン)と先生との距離感
個別指導かクラス指導か、また、塾の方針によって先生との距離感は異なります。近ければ良いというわけではなく、子どものタイプに応じて必要な距離感は変わります。質問できない子や一人では勉強を進められない子には、先生側から近づいてくれる仕組みが合いやすく、すぐに頼ってしまう子や自分で進められる子には、先生が入りすぎないことが大切です。必要なときには頼れて、自分で考える余地もあるのが理想的なバランスです。
また、最近はオンライン授業を取り入れている塾も増えています。選択肢から外してしまわずに、一度体験して子どもに合うかどうか確かめてみるのもおすすめです。
先生の生徒への向き合い方
先生がどのように生徒に接しているかで、塾のカラーや空気感がある程度わかります。わが子への対応だけでなく、ほかの生徒たちとのやり取りの様子も見てみましょう。その中に、わが子が混じっていることが想像できるでしょうか。先生との関係性は学習意欲に大きく影響します。子どもの性格との相性を考えながら、先生の接し方を確認してみましょう。
教室の環境や設備
通い始めたら授業以外の時間もその塾で過ごすことになるので環境は大切です。自習室完備とあっても、席が少なかったり騒がしかったりするなど、実際に見てみないと使いやすさはわからないものです。
また、教室が整理整頓されているか、トイレが清潔かなども見ておくと良いでしょう。一見、授業の質とは関係ないように思えますが、これらは塾側の姿勢を知る補助的なチェックポイントです。床に段ボールが転がっていたり、掲示物が何か月も更新されていなかったり、机の上にテキストや書類が乱雑に積みあがっているような塾は少し注意が必要です。
[関連ページ]成績が伸びる環境とは?成果が出る自習室の正しい使い方
体験授業を受けた後の振り返りと入塾判断のコツ
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「楽しかった!」は実はすごい感想
体験授業後に感想を聞くと「楽しかった」と答える子は珍しくありません。塾側が楽しいと感じてもらえるよう工夫していることに加えて、子ども自身も、初めての先生やいつもと違った環境が新鮮に思えるからです。だからもう一歩踏み込んで「何が楽しかった?」と聞いてみましょう。先生との会話なのか、問題が解けたことなのか、新しいことを知ったことなのか。単に先生の話がおもしろい塾だけでなく、学ぶことの楽しさを引き出してくれる塾かどうかが見えてきます。
しかし理由はどうあれ「うちの子が、勉強する場所から帰ってきて“楽しかった”と言った」ことは、親として大切にしたいものです。「楽しい」は勉強の原動力になります。体験授業を良いきっかけにしてほしいと思います。
体験授業後のフィードバックは必ず受ける
体験授業のあとには、塾の視点から見た子どもの課題や、それに対する具体的な学習プランの説明があるのが一般的です。塾が実際に子どもの様子を見たうえで話をするので、授業前よりもリアルな指導方針がわかるはずです。今後の参考にもなるので、入塾の有無にかかわらず必ず参加しましょう。その際に「がんばっていましたよ」「よくできていましたよ」だけで終わるような塾は、慎重に判断する方が良いでしょう。
焦らず入塾を判断する
塾が見て「少しでも早く勉強を始めたほうが良い」と判断した場合、早めの入塾をすすめられることがあります。また、定員やクラス編成、キャンペーンなど、塾側の事情で急かされることがあるかもしれません。しかし、慌てずに判断しましょう。
体験授業で使ったノートやプリントを家で確認し、子どもとしっかり話し合ってから決めても遅くはありません。入塾後のミスマッチを防ぐためにも、気になることがあれば納得するまで聞くことも大切です。
体験授業は「親も」塾を見極める機会
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良い塾ではなく、合う塾を選ぶには
評判の良い塾であっても、子どもに合うか、力がつくかは別の話です。体験授業を通して確かめたいのは「システム」と「人」の両方ともが、わが子に合っているかどうかです。
特に「人」が作り出す空気は塾ごとにかなり違います。システムには自分を合わせることができても、合わない空気の中で勉強をすることは難しいです。ここならがんばれそうと思えるか、子どもをよくわかっている親ならではの視点で、総合的に判断してほしいと思います。
教室責任者との相性は大事
どんな人がその塾をマネジメントしているかはとても大きな判断材料になります。責任者の考え方や指導に対する想いは、教室の雰囲気だけでなく、指導方法や先生たちの姿勢など、塾全体に影響するからです。
子どもの成績が順調なときは、どんな塾でも満足しやすいもの。成績が下がったり勉強がイヤになったり…うまくいかなくなったときにどのような対応をしてもらえるのかが重要です。だからこそ、体験授業のときから教室責任者との接点を意識的に増やすことをおすすめします。
問い合わせ、事前の面談、体験授業の前後、フィードバック、こうした一つひとつのやり取りの中で「この人になら相談できる」と思えるかどうか。わが子の成長を親身になって一緒に考えてくれる人がいる塾こそ、わが家にとって「合う塾」と言えるのです。
個別指導Axisの校責任者は、子どもたちとの出会いを大切にしています。勉強をがんばりたいから、一人で困っているから、周りも行っているから。どんな理由であっても、塾に行こうと思ったその気持ちを大事に育てたいのです。一人でも多くの子どもたちに学ぶことの楽しさを知ってほしいという想いで、日々取り組んでいます。
お子さまに合った塾かどうか、まずは一度体験授業で教室の雰囲気や校責任者との相性を確かめてみませんか?
[関連ページ]個別指導Axisの校責任者の役割とは?
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この記事を書いた人

教育コラムニスト
小林 佳代子(こばやし かよこ)
中学受験から大学受験まで学習塾において20年の指導経験と母の視点から、家庭と学びをつなぐヒントを発信。