「うちの子、どうして勉強しないんだろう」
保護者の方から、よく聞く言葉です。
ですが、はっきり言ってしまえば――
子どもは理由もなく勉強しないわけではありません。
そこには、ちゃんとした“理由”があります。
■ 勉強しない理由①「やっても無理だと思っている」
一番多いのはこれです。
・やっても点数が上がらなかった
・周りの子ができすぎる
・一度つまずいて、そのまま放置された
こうなると、子どもはこう考えます。
「どうせ自分はできない」
この状態で「頑張れ」は逆効果です。
やらないのではなく、やれない状態になっています。
■ 勉強しない理由②「何をすればいいかわからない」
大人からすると当たり前でも、子どもにとっては違います。
・どこから手をつけるのか
・どれくらいやればいいのか
・どうやればできるようになるのか
これが分からないと、人は動きません。
つまり、
「やる気がない」のではなく「設計がない」だけです。
■ 勉強しない理由③「環境が甘い」
少し厳しい話ですが、ここも大事です。
・約束を守らなくても何も起きない
・やらなくても怒られない
・誰かがなんとかしてくれる
この状態だと、人は本気になりません。
子どもは敏感です。
「やらなくてもいい空気」をすぐに感じ取ります。
■ なぜ上を目指さないのか?
これもシンプルです。
上を目指す“理由”がないからです。
・頑張っても褒められない
・目標がぼんやりしている
・成功体験がない
人は、「できた」「認められた」という経験がないと
次を目指そうとは思いません。
■ では、どうすればいいのか?
答えは特別なことではありません。
・小さくできることをやらせる
・できたらしっかり認める
・やるべきことを具体的に示す
・やらないことには責任を持たせる
そして何より大事なのは――
「当たり前のことを当たり前にやる環境」をつくることです。
■ 最後に
成績が上がる子は特別なことをしていません。
・自習に来る
・わからないところを質問する
・言われたことをやる
ただそれだけです。
逆に言えば、
それすらやらない状態を放置していては、上は目指せません。
子どもは変わります。
ただし、環境と関わり方が変わったときに限ります。
「やる気がない」で片づけるのではなく、
なぜやらないのかを見極めること。
そこからが、本当のスタートです。