小学生の算数についての諸問題②~計算の自動化の重要性について~
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前回、
小学生の基礎計算能力に変化を感じている
という話を書きました。
更に、
個別指導塾に通う必要性の高まり
も感じているとお伝えしました。
是非、ご家庭で、
96÷16=6
という暗算をお子さんに出してみてください。
中学生で答えられないならば、基礎計算にかなり苦戦している可能性があります。
小学5年生で答えられなければ、算数につまずいている可能性が高いです。
そのくらい大切な計算能力です。
正直、一昔前ならば、
基礎の計算能力の向上のため
に
個別指導塾に通う必要性
はあまり感じませんでした。
まずは、市販の計算ドリルやプリントを毎日こなせば力はつく、という感じでした。
私自身は計算に苦労した経験はありませんし、計算ドリルやプリントを大量にこなした経験もありません。
小学校で習った計算を頭の中で繰り返しておけば、できるようになりました。
やや特殊なのかもしれません。
しかし、現状ですが、
プリントや計算ドリルを渡すだけ
で
基礎計算能力が向上することは稀
です。
伸びる子は昔と同じように簡単に伸びます。
しかし、
14×3=42を出すために、
一の位から順番に掛け算をし、
①3×4=12
②3×1=3
③一の位の計算で出た「1」を繰り上げて、3+1=4となり、答えは42になる。
という手順を手取り足取り教えなければ、計算できない子が増えています。
そもそも、頭の中で筆算をすること自体が思い浮かばない子が多いです。
発想自体がないのです。
もう、それは個別指導を受けないと学習するのが難しい状況だと思います。
前学年の単元でも、生徒それぞれに合わせたカリキュラムを提案できるのが個別指導の強みです。
更に、生徒が頭の中でどのように筆算や暗算をしているのかを、一人一人ヒアリングしながら指導できるのも個別指導の強みです。
各小学校で起きている現象は、
①小3の掛け算、割り算でつまずく。(あるいは、筆算なら計算できる)
②小4の桁の大きい割り算の筆算で、96÷16=6などの計算ができないため、つまずく。
③小5の小数の割り算が全くできない。
この流れが顕著に見えます。
桁の大きい割り算の筆算では、
42÷3=14
51÷3=17
90÷15=6
などが暗算でできる必要があります。
簡単な割り算を更に筆算しないと解けないため、
手が止まり、
演習が進まなくなり、
算数への苦手意識が高まり、
勉強が億劫になる。
こうしたサイクルが見受けられます。
上記の割り算では、
14×3=42
17×3=51
15×6=90
という掛け算を頭の中で自動的に処理できる必要があります。
これを
計算の自動化
と言います。
これが、
応用問題を解くための思考力を奪われないための大切な要素
になってきます。
逆に言うと、
このくらいの暗算力がなければ、中学の勉強に苦しむ可能性は大きい
です。
思考力を奪われないために計算の自動化が大切な理由を、次回は綴ります。
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