「この勉強、意味ある?」と割り切る子どもたちへ。スティーブ・ジョブズと、私の少し変わったキャリアのお話。
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こんにちは!個別指導Axis志免南里校、教室長のあなざわです。
突然ですが、私は世に言う「Apple信者」です。それも昨今のブームではない、かなり筋金入りの(笑)。
そんな私が、深く尊敬しているのが、Apple創業者であるスティーブ・ジョブズです。彼はこんな言葉を遺しています。
— You can't connect the dots looking forward;
you can only connect them looking backward.
So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. (Steve Jobs)
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合わせることなどできない。できるのは、後から振り返ってつなぎ合わせることだけだ。だから、我々は今やっていることが、いずれどこかでつながると信じなくてはならない。」
私のこれまでのキャリアを振り返れば、それはまさに「バラバラの点」が繋がるプロセスでした。
思えば、アナログからデジタルへの技術革新と共に自分も成長できた、贅沢な世代だったのかもしれません。
📺 昭和の空気に打たれた「最初の点」
原点は小学6年生。 無線屋のオヤジが得意げに叩く、なんでもない dir や cd コマンド。その黒や緑の画面上を流れる文字ひとつひとつに目を輝かせ、新聞配達とお年玉で手に入れたのは日立の『Basic Master Jr.』でした。
本当は当時大人気だったPC-6001(パピコン)が欲しかったけれど、出入りの電気屋さんは日立だったという大人の事情で……(笑)。そんな「昭和の選択」が私のスタートでした。
雪のたくさん積もった正月、自転車が使えず広告満載の重い新聞を橇(そり)に乗せて引いて走り回ったあの日。凍える手で配る私に「ご苦労さん」とお年玉をくれたおじいさんの笑顔。
今思い出してみても「よく頑張った少年」でしたね。そんな自分が、今の私の根っこにあります。
💻夢のMacintoshと、泥臭い現場の記憶
高校に富士通FM-8があり、友人がFM-7やSHARP X68000に熱中していた1988年頃。雑誌の向こう側に見つけたApple Macintoshは、眩しすぎる未来の象徴でした。
しかし、社会人としての出発点は、電力制御ソフトウェアという極めて硬い現場。紙テープやパンチカードでプログラムを半日がかりで読み込ませ、20代は深夜残業が当たり前。
オフィスではPC-9801のEMSメモリや config.sys を「口伝」の知識で書き換えては、フロッピーディスクを入れ替え、ドットプリンタで書類を吐き出す。インフラを支える泥臭いソフトウェアの世界にどっぷり浸かっていました。 OA機器やコンピュータ、インターネットなど、まさに技術が世界を書き換えていく最前線に身を置き、その進化を肌で感じてきた世代です。この激動の時代を歩めたことは、私にとって非常に大きな財産となっています。
会社員時代は、社員教育や全国各地の拠点立ち上げ、新規開拓を指揮してきました。 建設現場の事務所、官公庁、大規模イベントのステージ裏……。47都道府県すべてを歩き、開業前の超高層ビルや都会の地下のコントロールルームから、吐噶喇(トカラ)列島のような離島まで。 華やかな表舞台から、人があまり足を踏みれない「実務の裏側」までを自分の目で見て、手で触れ、動かしてきたことが私の誇りです。
この全国を巡った経験は、たとえば地理を教える際、各地の気候や名物、現地のことばなど、教科書の文字だけでは伝わらない「生きた空気感」を子どもたちに手渡す強力な武器になっています。
🎨 デザイン事務所の空気と「孤立点」の話
その後、仕事の関係でデザイン事務所に出入りする機会があり、そこで自然と「Adobe Illustrator(イラストレーター)」というプロ用のデザインソフトの技術を身につけました。当時はまさか、塾の仕事に役立つなんて1ミリも思っていませんでしたが、おかげで今、当校の看板やロゴ等デザインはすべて私が自分でデータを作成しています。
このデザインソフトで作業をしていると、何もない場所にポツンと残る「×」印に出会うことがあります。意図せずクリックして打たれた、中身のない「孤立点」と呼ばれるものです。データ上では、真っ先に消去すべきゴミでしかありません。
けれど、人生における「孤立点」には、一つも無駄なものはないと思うのです。
🛑 「この勉強、意味ある?」に教室長が答えたいこと
教室で子どもたちに勉強を教えていると、よくこんな風に言われます。
「先生、こんな難しい計算やって将来何の意味があるの?」
「スマホで調べれば一瞬だし、タイパ悪くない?」
「チャッピー(ChatGPT)に聞けばいいじゃん」
さすがはコスパを超えた「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視の世代、実に見事な割り切り方です(笑)。でもね、と私は伝えたいのです。
数学は単なる計算の暗記ではなく、「物事を手順に沿って正確に、スピードをもってやり遂げるための思考トレーニング」です。その瞬間には意味が見いだせなくても、必死に頭を悩ませて手を動かした記憶は、いつか自分を支える強固な「基礎体力」になります。
ジョブズが大学中退後にモグリで受けた「カリグラフィ(西洋書道)」の講義という“点”が、10年後に美しいフォントを持つMacintoshという“線”に繋がったように。
私が雪の日に橇を引いたことも、紙テープやパンチカードと格闘したことも、、47都道府県の現場を駆け回って日本中の空気を肌で知ったことも、デザインを覚えたことも。
当時は意味を持たない「孤立点」に見えたそれらが、いま、この志免南里校という場所で、子どもたちの未来を支え、リアルな学びを伝えるための確かな一本の線になっています。
🤝 これからの志免南里校で
今、目の前にある勉強という「点」が、将来どこに繋がるかは誰にも分かりません。
だからこそ、私たちが代わりにその「点」を信じ、価値あるものとして一緒に打ち続けてあげたい。子どもたちがいつか大人になって振り返ったとき、「あの時アクシスで打った点が、ここで繋がった!」と思えるような、そんな人生のサポートをしたいと思っています。
「タイパだなんだって言う前に、まずは騙されたと思って、目の前の点をひとつ打ってみない?」
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