🏯 教科書の有名人と、僕らの地元の意外な繋がり
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たとえば、歴史の教科書で絶対に習う超有名人、「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」
「大化の改新(645年)」の主役として、みんな名前だけは暗記しています。
教科書では、中大兄皇子、白村江の戦い、防人、大野城、天智天皇といった重要ワードがバラバラの「点」として出てくるため、一繋がりのストーリーになっていない子が本当に多いのですが、歴史の流れを順を追って整理すると、実はこんな風に私たちの地元と繋がっています。
中大兄皇子が「大化の改新」を起こして政治改革を進める。
その後、朝鮮半島での大戦争である「白村江(はくすきのえ・はくそんこう)の戦い」に参戦するも、当時の超大国・唐と新羅の連合軍に大敗してしまう。
「次は日本(九州)が攻め込まれるかもしれない……!」という大ピンチに陥る。
そこで中大兄皇子は、九州の最前線であるこの「筑紫(福岡)」の防衛を急ピッチで固め、巨大な堤防「水城(みずき)」や本格的な山城である「大野城(おおのじょう)」を築かせ、「防人(さきもり)」を配置する。
こうした緊迫した国内外のゴタゴタを乗り越え、一段落したあとに、ようやく「天智天皇(てんじてんのう)」として正式に即位する。
この大敗したあとの「国家防衛プロジェクト」の最前線になった舞台こそが、まさに私たちの地元なのです。
ここで博多湾からの敵の侵入を防ぐために全国から集められた警備員が、教科書に出てくる「防人」です。ただ「全国から集められた」と一言で片付けられがちですが、その多くは遠く離れた東国(今の関東地方など)から、長い道のりをはるばる歩いてこの福岡までやってきた普通の人たちでした。
「家族と離れて、海の向こうを警戒しながら、この福岡の地を必死に守っていたんだな」という背景を知るだけでも、ただの太字の暗記とは実感が全く変わってきますよね。
また、太宰府市にある観世音寺は、天智天皇が遠征中に崩御した母・斉明(さいめい)天皇の冥福を祈るために、彼が発願して建立した寺院です。
👁️ 落書きされがちな「あの偉人」も、最初に目指したのは福岡だった!
さらに、もう一人。フランシスコ・ザビエルさんや織田信長様などと並んで、子どもたちが「教科書の肖像画に落書きする偉人」の代表格(笑)、目を閉じられたお姿でおなじみの「鑑真(がんじん)」です。
正しい仏教のルール(戒律)を伝えるため、遠く唐の国から5回の失敗を乗り越え、6度目の挑戦でついに、両目の視力を失いながらも命がけで日本へ渡ってきてくれた超高僧ですが、そんな彼が日本に上陸して「薩摩(鹿児島)に上陸した後、最初に向かった大都市」がどこか知っていますか?
……そう、当時の日本の西の中心地、大宰府です。そしてその大宰府にある観世音寺のすぐ隣に、「戒壇院(かいだんいん)」があります。東大寺へ行く前に、鑑真はまずこの大宰府の戒壇院に足を踏み入れ、そこで日本で初めて本格的な授戒(お坊さんの資格を与える儀式)を行いました。日本の正しい仏教の歴史は、ここ福岡の地からスタートしたと言っても過言ではありません。
ただ教科書の文字を眺めて「鑑真=唐、戒律、唐招提寺」と呪文のように丸暗記するのか。それとも、「あの落書きされがちな鑑真が、目が見えない中、遥々薩摩から最初に目指して歩いたのがあの場所なんだ!」とリアルな情景としてイメージするのか。どちらがテストで忘れない強力な知識になるかは、言うまでもありませんよね。
(ちなみに「大宰府」と「太宰府」、漢字が違うのにお気づきでしょうか。奈良時代の役所・行政機関を指すときは「大」、現在の地名や太宰府天満宮など現代の施設を指すときは「太」と書くのが正式です。これもテストで大事ですね。)
🤝 知識を「使える力」に変える、志免南里校の指導
これまでも、スーパーの産地(生きた地理)や、車のスピードメーター(速さの単位の意味)など、「意味や現実と結びつける楽しさ」をお伝えしてきました。
個別指導Axis志免南里校では、単なる一問一答の暗記に終わらせない、「手に入れた知識を自分で使いこなす力」を育む指導を何よりも大切にしています。
複雑な資料やグラフのどこに目をつけたらいいのか?
紛らわしい用語を絶対に間違えずに区別する「合言葉」とは?
お子さま一人ひとりの今のつまずきに合わせて、隣で丁寧に紐解いていきます。
「暗記しているつもりなのに、テストになるとなぜか点数が振るわない……」とお悩みの方は、ぜひ一度、勉強の“やり方”のアップデートを一緒に始めてみませんか?
…ちなみに。
昔は当然、国道3号線なんてありませんから、博多湾から大宰府へ向かうには山際を抜けるルートが使われていました。
もしかしたら1300年前、中大兄皇子や鑑真さんも、当校の目の前にある「県道68号線」ルートを歩いて大宰府へ向かっていた!!....かもしれないのです!
そんなワクワクする地元のロマンも交えながら(笑)、今日も教室で、生徒たちの「あ、そういうことか!」というスッキリした笑顔を楽しみに待っています!
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