公立高校の入試では、合格ラインの前後に何十人も固まると言われ、内申点の差で合否が分かれることがあります。しかし、多くの場合、内申点には中学3年間の成績や活動実績が反映されるため、受験生になってからではなく、中1から内申点を上げる努力をしておくことで高校受験が有利になります。
内申点アップ
通知書の評定をもとに内申点を計算することができます。岩手県公立高校入試の一般選抜では、中1〜中3の9教科5段階の評定が内申点の対象になり、主要5教科については、中1を2倍、中2を4倍、中3を6倍に、実技4教科については、中1を3倍、中2を6倍、中3を9倍にして計算します。つまり、中1{(主要5教科×5段階×2倍)+(実技4教科×5段階×3倍)}+中2{(主要5教科×5段階×4倍)+(実技4教科×5段階×6倍)}+中3{(主要5教科×5段階×6倍)+(実技4教科×5段階×9倍)}=合計660点満点(500点満点に換算)となります。また、特色選抜では各高校の配点で換算します。
内申点の計算方法
中学1年生 | 5段階(絶対評価) |
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中学2年生 | 5段階(絶対評価) |
中学3年生 | 5段階(絶対評価) |
調査書点(内申点)の算出方法
中3重視(中1:中2:中3=1:2:3)、実技重視
中学1年生 | 5教科×2+実技4教科×3=110点 |
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中学2年生 | 5教科×4+実技4教科×6=220点 |
中学3年生 | 5教科×6+実技4教科×9=330点 |
660点 → 500点満点に換算
内申点を上げるには?
各教科の評定は、定期テストや単元テストの点数だけでなく、提出物の状況や授業態度なども含めて評価され、点数化されます。また、内申書では、学校行事や部活動、委員会活動などへの積極的な参加やリーダーシップ、貢献度なども評価されます。そのため、毎回のテストや日々の授業に真剣に取り組むことはもちろん、授業以外でさまざまな活動に参加して実績を積むことは、受験にも有利に働きます。
岩手県
中学校別対策
岩手大学教育学部附属中学校
岩手県盛岡市
岩大附属中は盛岡市内では少数派の2学期制をとっている中学校です。一回あたりのテスト範囲は広くなりやすく、計画的なテスト勉強が必要です。テストの内容も難易度が高く、教科書とワーク以外にも問題演習が必要です。定義の説明や意見の記述を求められることも多く、本質を理解していないと答えられないこともあります。授業についてはディベートが行われたり、レポートの提出があったりする一方、宿題という形で日々の課題を出されることはなく、家庭学習は個人個人に任せられているため、日々の学習も目的意識をもって自分で取り組むことが必要です。内申点はテストの点数及びレポートや課題の提出等でつけられるため、まずはテストでしっかり得点することを目標に学習することが大切です。アクシスでは定期テストはもちろん、日々の学習についても一人ひとりにあった内容をアドバイスしています。
下小路中学校
岩手県盛岡市
下小路中学校は3学期制をとっており、定期テストの間隔が広く、油断するとついつい勉強習慣が崩れてしまいがちです。一回のテストの重要度は高く、しっかりと結果を出すことが求められます。出題内容の半分近くは各教科のワークや宿題から出される方針のため、まずは提出物など普段の勉強に丁寧に確実に取り組んでいくことが効果的です。 アクシスでは下小路中学校の年間テスト予定を把握し、どの時期にどのような勉強をするべきか、テスト勉強はいつから取り組むべきか、具体的な学習指示を実践しています。家庭学習(宿題)も必要量指示し、学習の習慣化・定着を促していきます。
黒石野中学校
岩手県盛岡市
部活動が非常に盛んで、部によっては朝練習・夜練習も行われるため、計画的に時間を使えるかどうかが重要なポイントです。定期テストでは、その数週間前から実技教科も含めてかなりの量の宿題が指示されるので、計画的に取り組んで早めに終わらせ、自身のテスト対策ができるよう取り組みましょう。高校受験時に調査書(内申点)としても関わる通知表の評定はテストの点数だけでなく、授業に向かう姿勢(関心・意欲・態度)が大きく影響するので、積極的に授業に参加することを心掛けましょう。アクシスでは、単に「解ける」だけでなく、その考え方・理屈も重視し、応用問題にも対応できる力をつける取り組みをしています。また、一人ひとりの学習状況に応じて、普段の学習方法や、進路についても様々な観点からアドバイスしています。
仙北中学校
岩手県盛岡市
仙北中学校はここ数年授業進度が他の中学校より遅くなるケースがありましたが、近2年間は他の中学校との差異は無くなってきています。今まで進度が遅かったのは大人数ゆえ、理解度を浸透させるのに時間を要していたからだと推測しています。逆を言えば遅れが無くなった分、成績の差異が開いてきています。期末等のテストは平均点が60数点になるように作成されているためか基礎問題が多いです。計算・スペルミスでー4点、小さなミスでトータル-12点等が起きます。また、難問といわれるものがあまり出題されない、もしくは近年の入試とミスマッチな古い問題が採用されている事例を確認しています。故に基礎を固めて、出題される割合が多くはないワークを周回して80点台がイメージです。残念ながら定期テストは入試につながる作成をされていないので通信簿用と割り切り、盛岡四高をはじめとした進学校を希望している場合は定期テストにでない入試用の実力をつけていくという、並走型で進めていくことを御本人と御家庭に納得していただけますと、入試への不安が減り、早いと三カ月から半年で、どちらの力もつく形になります。
城西中学校
岩手県盛岡市
城西中学校は3学期制で、1・3学期に1回、2学期に2回の定期テストがありますが1回のテスト範囲が広く、テスト直前に集中的に勉強するのはかなり大変です。定期テストは、各教科のワークや授業で使用したプリント、単元テストから出されることが多いので、まずは提出物や小テストなど普段の勉強に丁寧に取り組んでいくことが大切です。アクシスでは城西中学校の年間テスト予定を把握し、どの時期にどのような勉強をするべきか、テスト対策はいつから取り組むべきか、など具体的な学習指示を出していきます。家庭学習も必要量指示し、学習の習慣化・定着を促していきます。
見前中学校
岩手県盛岡市
見前中学校は標準的な公立中学校です。高校入試突破に向けて、定期テストで全科目高得点を目指す必要があります。定期テストでは教科書やワークの基本事項を中心に問題が出題されており。基礎や基本を習得するための日々の復習が点数アップにつながっていきます。また5教科の中でも理科と社会は難易度が高く、どの学年においても点数が取りづらい傾向があります。さらに副教科は前期・後期の2期制で成績がつけられるため、副教科のテストも油断できないことが特徴です。 アクシスでは教科書準拠のワークを使用し、学校進度と生徒の理解度に合わせた授業をおこない、基本知識の定着やさらなる実力アップを目指していきます。
矢巾北中学校
岩手県矢巾町
岩手県の入試は内申点が全体の半分を占めますので、1年生から定期テスト対策をしっかり行って行くことが重要です。矢巾北中の定期テストは問題数が多い傾向がありますので、計算や読解などスピードを重視した対策が必要です。普段自分のペースで勉強していると、なかなか解くスピードは上がりませんので、時間制限を設けたり過去問を解いてタイムを図るなど客観的な勉強が必要です。また難しい応用問題ばかりに意識がいってしまい、英単語や公式など基本事項をおろそかにしてしまって得点が伸びないケースが多いため、まずは基本をしっかり固めることも重要です。それらを踏まえてアクシスでは教科書準拠のテキストで対策授業を行います。
その他の中学校別対策
アクシスでは、岩手県内および
近郊のすべての中学校に対応しています。
上記以外の中学校については
校舎までお問い合わせください。