「数をかけよう」北海道大学合格(2021年度)大学受験体験記

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  • 2021年度合格

    • 入試制度

    • 一般

  • 北海道大学国立

    文学部

  • M.Wさん
  • 出身高校
    秋田高等学校

    出身校舎 :
    個別指導Axis秋田校

なるようになる

自分の持ちうる最大限の力を勉学にぶつけてください。そして終わったことはひきずらない。ただそれだけです。

個別指導Axisに通ってよかった!と思う体験談

数をかけよう

 私は中学生のころからとにかく数学が苦手でした。途中で分からなくなったのを放置していたら、その穴が広がったという具合だと思います。高校入試はなんとか乗り越えましたが、高校に入っても苦手なのは変わりませんでした。
 そんな中で、当時英語を指導していただいていた先生に数学も指導していただくことになったのですが、そこから私の数学の学習状況が一変しました。演習量が圧倒的に増えたのです。一週間分の宿題が4stepやFG(いずれも数学の問題集)見開き10ページ全問などということもざらにありました。あまりイメージがわかないと思いますが、そういう方は是非やってみてください。その量のおびただしさたるや…初めてその量を目の当たりにしたときは「こんなにいっぱい解いて何になるんだ」という気持ちもありましたが、自らを変えるのだと気持ちを強く持って演習に取り組みました。昼休みだけでなく授業間の休みという休みを利用して問題を解き続けました。
 その結果、普段の演習においてはすぐに変化が現れました。計算における精度と速度が格段に向上したのです。言わずもがな、計算力は数学における基礎中の基礎、スポーツにおける「体力づくり」であります。これが盤石でない人は、数学的思考力を養おうと応用問題に挑んでも、すぐにはねのけられてしまうでしょう。
 ただし、計算力がついてもすぐに模試などで得点できるわけではありません。計算練習や基礎問題だけではこの手の問題を攻略する数学的思考力は養われていないわけですから、当然です。ここで折れてしまう人がいるかもしれませんが、自分を変えたかったら諦めてはなりません。ここは我慢どころです。山を幾つも乗り越えてはじめてFGの*3,4レベル問題や各社模試なども解けるようになります。まとめてみるとこんな感じになるでしょう;計算練習・教科書lv問題→問題集難lv問題→模試・入試lv問題
 自分は数弱だから国公立は無理だ、と諦めないでください。数学をある程度得意にして、友人らに教えて初めて気づいたことですが、数学を苦手としている人はほぼ間違いなく演習量が足りていません。高1春の私のように、がむしゃらに問題を解いても意味がないとか、時間の無駄だという人も確かにいます。しかしながら、演習の質というのは量をこなした人間が更なるレベルアップを狙って向上を試みるものであって、質の向上の上で必須である「力点への意識」は量をこなした人間にしか見えません。量さえ増やせば基礎体力がつき、応用問題にも根気強く取り組めるようになり、自ずと質もよくなるというものです。重ねて言いますが、数弱でも勝てます。是非とも、泥臭く頑張ってください。健闘をお祈り申し上げます。

先生からのコメント

まさとしくん
彼は中学校3年生から英語を担当していましたが当時から馬力があるなと感じていました。
恐らく秋田校で私は1番宿題の量が多く、苦しい思いをしながら宿題に取り組んでいたと思います。
高校に合格することよりも、高校に入って上位に入り難関大学に受けられるようにすることを意識して指導していました。
最初はもがきながら悪戦苦闘していましたが徐々に慣れてきて、定期テストでも上位にくい込むようになってきました。
2年生では部活動との両立に励んでいて、そこら辺は適宜調整して宿題の量を、減らしました。
なんといっても、3年生からの東大対策時に4年間が二次対策で身を結んだ瞬間は指導者として感動しました!
とりあえず合格おめでとうございます!
大学では自由に頑張ってください

後輩に伝えたい!合格のポイントになった勉強法

単語力は英語力の源

 共通テストにせよ、各大学の二次試験にせよ、実際に過去問を解いてみると、時間的な余裕があまりないことがお分かりになると思います。長文問題に関しては段落間のつながりや全体の内容の理解に必要な速読力と、一文を単語レベルで分析し文脈に応じて正確に訳出する精読力がいずれとも要求されます。英作文や単語の穴埋め問題に関しては、文法や各単語の運用方法への正確な理解が要求されます。共通テストへの移行に際しリスニングの配点も大きくなり難易度も向上しましたから、与えられた英文を理解する技能のみにとどまらず、総合的な英語力が要求されつつあることは言うまでもありません。そしてその技能を向上させる上でもっとも単純かつ確実な方法が単語チェックなのであります。
 私は共通テストを経るまで、学習の初めに必ず単語帳を読む、という習慣を持っていなかったのですが、北大二次試験第4問対策などを踏まえて、ようやくその習慣を取り入れました。今思えば、もっと早くからやっておくべきでした…
 以下は私の例です。学習の初めに、「鉄壁」を30~40分程度眺めます。大体一度に2,3sec進め、これを朝・昼・夜の3回行います。(つまり一日で6~9sec進む)翌日は、前日危うかった部分を復習しつつ新規範囲をチェックします。この辺の細かな量は志望校や己の力量に合わせて自分で決めてください。上記はあくまで私が決めた量です。
 結果は、普段単語帳を読まない人ほど如実に現れます。ちょっと難しい単語でも「これは知っているぞ!」というものに出会う確率が高まり、処理速度も大幅に増大します。なにより「筆者の言いたいこと」が摑めるようになるのです。普段単語帳を読まない皆様、騙されたと思ってやってみてください。数日では効果は出ませんが、じわじわと自分の読解力が増大していくのがわかるでしょう。
 それからもう一つ申し上げておきたいのは、単語の日本語訳のみならずスペルと語法も一緒に覚えよということです。これらがあやふやだと、たとえ長文読解で得点できたとしても、英作文や単語の穴埋め問題には全く太刀打ちできないでしょう。全く知らない単語を英作文で使うことはできませんが、なまじ知っているがゆえに無理に使おうとしてスペルを間違える、語法を間違える、などというミスを起こしかねません。existenceかexistanceか、explainは人+toの形をとれるのか、などなど。ちょっとしたミスによる失点は避けたいものですよね。これらの総合的な知識によって、読解力にとどまらない総合的な英語力が身につくのであります。

合格までの高校3年間ストーリー

  • 高校1年

  • 4月から弓道部に入部しました。平日は放課後から18時頃まで、休日は9時から12時まで稽古し、その後勉強しました。かなり忙しい生活だったので、前期は授業の復習で手一杯でしたが、後期からは数学の予習にも手が回るようになりました。

  • 高校2年

  • 部の自主練を積極的に行うようになったため、2年次以降はほぼ部休日は無く、平日も19時ごろまで稽古していました。数学に関しては予習がすべて終わっていたのでFGなどでの演習に全力を注ぎました。英語は構文理解・長文読解の演習に励みました。また、地歴の授業が始まり過酷さが増しましたが、隙間時間を復習に充てました。

  • 高校3年

  • Spring

    新型コロナウイルスの蔓延に伴う臨時休校を積極的に活用し、2年次までの地歴の総復習、数学の「Clear」を利用した演習に励みました。当時、英語には自信があり演習量が激減していたため一時的に英語の成績が悪化しましたが、その後演習を始めると再度回復しました。なお、部活はこの時期に引退しました。

    Summer

    当時はまだ東大を志望していたので、地歴の論述を見据えた教科書の通読、国数英の過去問演習に明け暮れました。碌に集中もできずにぶっ続けで十数時間も勉強するのは当然よくはありませんが、やはり可能な限り時間を確保したいものです。(私は一日11時間程度でした)自分の弱点は何で、そのためにどんな学習プランを立てるのか、ということにこそ、ぜひ神経を使ってください。

    秋冬

    Autumn&Winter

    共通テスト形式の問題が極端に苦手だったので(特に数学)、二次試験対策そっちのけで共通テスト演習をしていました。二次配点が大きい大学を受ける方にとってはあまりよくない例ですが、足切りを食らったら話になりませんから、不安な人はがっつりと時間を割きましょう。共通テストの対策が二次試験の対策に全くならないということはありませんので、ご安心ください。
    共通テストでは国語で大滑落を喫した結果、志望校を変更せざるを得ませんでした。北大に照準を定めた後は、国数英全ての過去問を10年分ほど時間計測の上で解きました。早く受験勉強を終えたいという気持ちともっと時間が欲しいという気持ちに挟まれたまま、私大受験を迎え、そして二次試験に突入しました。

my 高校生活プロフィール

部活について

部 活

弓道部

部活引退時期

高3春

志望大学について

志望大学を決めた時期

高校3年1月

志望大学・学部を決めた理由

もともとは東京大学文科三類を受験する予定でしたが、共通テストの結果が思わしくなかったこと、その時点から各教科の二次試験対策を仕上げるのは不可能だと判断したことなどを理由に志望校の変更を行いました。学問分野としてはロシア語やアイヌ文化に興味があったため、これを深く学べる大学への進学を希望しておりました。情報を収集した結果、北海道大学文学部が最も適当であると判断したため、出願しました。

大学選びで最も重視したのは

学びたい内容

勉強時間など

受験勉強を始めた時期

高校3年3月ごろ

過去問を使い始めた時期

高3の11月以降

高校1年 夏休みの1日の勉強時間

5時間

高校2年 夏休みの1日の勉強時間

6時間

高校3年 夏休みの1日の勉強時間

10時間以上

定期試験は何日前から勉強した?

2週間くらい前

スランプについて

スランプを感じたことはありますか?

はい

その内容と解消方法

何の前兆もなく、いきなり英文が読めなくなりました。文字を目で追うだけとなり、筆者の言いたいことが全く理解できなくなくなったということです。
 異常を検知したら、焦らずに英文から目を離します(ただし問題を解いている最中は、その問題は最後まで解き切りましょう)。そして、自分の持っている中で最も平易な単語帳(シス単など)の適当な場所を開き、少しだけ単語を確認します。次に中学校の教科書レベルの平易な文章が「英文として」日本語を介さずに読めるか確認します。この時点でつっかかりがあるようなら、再度単語を確認しても構いません。このように、現時点で自らに見合っている・もしくはそれ以上のレベルの英文から一度離れ、単語や平易な文章に立ち返ると、この症状が改善する可能性があります。
 私はこの症状に何度か悩まされました。なぜ当時の自分がこのような症状に見舞われたのか、正確な理由はわかりませんが、一つ言えるのは、そのようなときには普段英文を読む際に無意識に行っている特定の作業をしていない可能性があるということです。例えば、普段スラッシュリーディングをしている人がこれを行わずに英文を読もうとしても、なかなか理解できないでしょう。物理的な行動だけではなく、これは意識についても言えます。普段と異なった思考プロセスで読んでいると、いきなり英文が読めなくなる可能性は高まります。
 予防策としては、①自らの中で腑に落ちない点があるならば早急に解決する ②英文を読む際の絶対的なルールを決める ということなどが挙げられましょう。あまりこういう症状に苦しんでいる方を見かけたことがなかったのですが、もしいらっしゃったらぜひ参考にしてください。

アクシスについて

入会時期

中学2年3月

個別指導Axisに通い始めたきっかけ

中2の冬に受けた公開学力テストの点数が悲惨だったために、両親に相談しました。個別であれば、自らの進度に合わせた授業を受けられ、気軽に質問することができるので個別指導Axisを選択しました。

個別指導Axisで
成績がどのように上がりましたか?

高校では、入学直後は文理混合で50位台でしたが、1年の冬頃に30位台程度まで上昇。2年では文系で10位前後となり、3年では6~8位、最高では5位に上りました。