慶應義塾大学合格(2025年度)大学受験体験記「引き出しが多すぎる先生」

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    沖縄尚学高等学校

    出身校舎 :
    個別指導Axis長田校

為さねば成らぬ

私が思うに、上杉鷹山の格言は「為せば成る」よりもむしろ「為さねば成らぬ」の方が重要です。苦手科目から逃げて得意を伸ばしたい気持ちはわかりますが、逃げたツケは受験の最後の最後まで付き纏ってきます。

個別指導Axisに通ってよかった!と思う体験談

引き出しが多すぎる先生

私の世界史の先生は、知識の泉のような人でした。授業中に1つの用語が出てくると、それに関連する歴史的背景や人物、文学の話などを展開してくれました。例えば、冷戦時代のチェコスロバキアの歴史について論述する問題を扱ったときのことです。先生は、民主化運動が弾圧された歴史を説明するだけでなく、その影響が文化にも及んだことを教えてくれました。具体的には、作家ミラン・クンデラについて説明してもらい、彼の代表作『存在の耐えられない軽さ』が、いかに政治的抑圧を背景に生まれたかを語ってくれました。こうした話を聞くことで、出来事が単なる知識としてではなく、生きた歴史として頭に残るのを実感しました。
もちろん、この話は論述問題には直接関係のない話です。しかし、それらは知識を深く理解し、整理する上で大いに役立ちました。豊富な引き出しを持つことで、記憶が点ではなく線としてつながり、必要なときに思い出しやすくなります。

先生からのコメント

アクシス長田校が開校し10年目の節目に、慶應義塾大学に合格者を輩出することができました。彼は小学5年生の夏からアクシスに通い、約8年間ともに頑張り、目標としていた大学に合格することができました。おめでとうございます!
少し振り返ります(ご参考になれば幸いです)。8年間も塾に通うと、節目節目で成長が見られます。勉強嫌いになった年もありました。勉強以外の好きなことに突っ走っていた年もありました。遅刻、宿題、なかなかやってこない年もありました。しかし、目標が定まると、そこに向けて頑張る彼がいました。苦手科目の勉強の仕方や参考書の相談に来たり、模試の結果を毎回見ながら、点数が悪いと悔しがったり、逆に点数が良いと嬉しがったり(このときは何も言わずともニヤニヤしながら自ら持ってくるのですぐわかりました笑)。最後には具体的に自己分析ができるようになり、勉強の効率も格段にアップしていきました。我々Axisがしたことは、時には見守り、時には厳しく、時には親身に話を聞き、時には引っ張り上げたりと、目標に向けてアドバイスを投げかけながら、共に伴奏してきました。それが良かったのかなと今となっては思います。
とにかく、私立最難関大学に無事合格できてよかったです。これからの人生も応援しています。まずは自分のために頑張って学び、経験を積んで、ゆくゆくは周りの人や沖縄のために尽力できる人材に育ってくれたらうれしい限りです。

後輩に伝えたい!合格のポイントになった勉強法

汎用論述対策

私の勉強法は非常にシンプルで、「論述問題を徹底的にこなし、添削を受けまくること」です。私はもともと世界史に興味があり、高校生になる前に教科書範囲を一通り学習していました。そのため、高校では論述対策に集中することができました。
まず、一橋大学の過去問(赤本)から世界史の論述問題の解答を20年分、手書きで書き写しました。これにより、模範解答の構成や表現の仕方、メモの取り方を把握します。次に、同じ問題を今度は解答を見ずに、自分の力だけで解きます。このとき、単に答案を作成するだけでなく、メモも含めて添削を受けるのが重要です。メモの段階で論述の骨格を作り、それを文章へと昇華させる方法を学ぶことができます。1年ほどこの学習法を継続すると、論述の型が身につき、どの大学の問題にも対応できるようになります。その後は、知識の補強に集中すれば、さらに得点力を伸ばせます。

合格までの高校3年間ストーリー

  • 高校1年

  • 一橋大学の世界史論述をしていました。定期テスト対策以外の勉強はあまりしていません。

  • 高校2年

  • 学校行事や部活動で主役となる学年なので、勉強へのモチベーションが低下していました。冬休み、春休みを使って生物基礎や英検準一級の対策をしていました。

  • 高校3年

  • Spring

    高校生1,2年時に勉強を疎かにしていたことを後悔する時期です。避け続けていた数学、古典、英単語等をやり始めました。
    得意科目を活かした受験をするために、大学のレベルを落としました。具体的には、国公立では東京外国語大学を目指し、私立では慶應義塾大学を目指し始めました。

    Summer

    数学1A2BCの共通テストレベルの範囲を総復習していました。並行して理科基礎、古典文法等の比較的短期対策で点が上がりやすい科目を集中的にこなしました。

    秋冬

    Autumn&Winter

    共通テスト前:数学、理科基礎、情報、古典など1点でも多く取れるように復習していました。
    共通テスト後:2次試験で配点の高い英語を、超長文中心に演習し、世界史論述の添削を継続、また慶應対策で小論文も多くこなしました。

my 高校生活プロフィール

部活について

部 活

書道部

部活引退時期

高3春

志望大学について

志望大学を決めた時期

高校3年10月

志望大学・学部を決めた理由

私立大学の最高峰であり、ブランド力があること。OB会の影響力が大きく、生涯頼ることができる人脈を作れること。奨学金制度が充実しており、国立大学と変わらない経済的負担で通えることなど。

大学選びで最も重視したのは

大学のブランド
就職先・就職率

勉強時間など

受験勉強を始めた時期

高校3年5月ごろ

過去問を使い始めた時期

高3の夏休み

高校1年 夏休みの1日の勉強時間

2時間以下

高校2年 夏休みの1日の勉強時間

3時間

高校3年 夏休みの1日の勉強時間

5時間

定期試験は何日前から勉強した?

しない

スランプについて

スランプを感じたことはありますか?

はい

その内容と解消方法

高校2年生の時期は部活動や文化祭などで主役となる時期で、友達と遊ぶ時間も増えました。結果的に、勉強へのモチベーションが壊滅的に低下し、塾をバックレることがありました。
模試の成績を見ることです。恐怖で動かない人間はいません。

アクシスについて

入会時期

小学5年7月

個別指導Axisに通い始めたきっかけ

私が個別指導を始めたのは小5のときで、理由も親に入れられたという受動的なものなのでここでは割愛します。
オンライン家庭教師を始めた理由はAxisのグループ内に論述添削ができる先生が居たためです。大学入試に論述が課されている以上添削受けることは必須です。

個別指導Axisで
成績がどのように上がりましたか?

論述添削の成果は目に見えて変わるものではないので抽象的な話にはなりますが、私の場合、初めは問題文を読んでも何から書き始めれば良いかわからなかったところから、最終的にはどの大学のどの問題を出されても対応できるレベルにまで仕上げることができました。