公立高校の入試では、合格ラインの前後に何十人も固まると言われ、内申点の差で合否が分かれることがあります。しかし、多くの場合、内申点には中学3年間の成績や活動実績が反映されるため、受験生になってからではなく、中1から内申点を上げる努力をしておくことで高校受験が有利になります。
内申点アップ
通知書の評定をもとに内申点を計算することができます。山梨県公立高校入試の後期選抜では、中1〜中3の9教科5段階の評定が内申点の対象になり、中1〜中3いずれも主要5教科は2倍、実技4教科は3倍にして計算します。つまり、中1{(主要5教科×5段階×2倍)+(実技4教科×5段階×3倍)}+中2{(主要5教科×5段階×2倍)+(実技4教科×5段階×3倍)}+中3{(主要5教科×5段階×2倍)+(実技4教科×5段階×3倍)}=合計330点満点となります。一方、前期選抜では、主要5教科と実技4教科は同等で135点満点(検査点との合計で100点満点となるよう換算)となります。
内申点の計算方法
中学1年生 | 5段階(絶対評価) |
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中学2年生 | 5段階(絶対評価) |
中学3年生 | 5段階(絶対評価) |
前期選抜/調査書点(内申点)の算出方法
中学1年生 | 9教科×5段階=45点 |
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中学2年生 | 9教科×5段階=45点 |
中学3年生 | 9教科×5段階=45点 |
135点満点 → 検査点との合計で100点満点となるよう換算
・各高校が、検査の得点と合計して100点となるように、20点~60点に換算し独自に設定。
※「前期募集選抜方法等一覧」
・高校により、各学年の比率を変えたり、特定教科の比重を重くしたりするなどの傾斜配点あり。
後期選抜[一般選抜]/調査書点(内申点)の算出方法
中学1年生 | 5教科×5段階×2+実技4教科×5段階×3=110点 |
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中学2年生 | 5教科×5段階×2+実技4教科×5段階×3=110点 |
中学3年生 | 5教科×5段階×2+実技4教科×5段階×3=110点 |
学習の記録330点満点 + 特別活動の記録30点満点 = 360点満点
※「特別活動の記録」等について、各高校が30段階で評定する。
内申点を上げるには?
各教科の評定は、定期テストや単元テストの点数だけでなく、提出物の状況や授業態度なども含めて評価され、点数化されます。また、内申書では、学校行事や部活動、委員会活動などへの積極的な参加やリーダーシップ、貢献度なども評価されます。そのため、毎回のテストや日々の授業に真剣に取り組むことはもちろん、授業以外でさまざまな活動に参加して実績を積むことは、受験にも有利に働きます。
山梨県
中学校別対策
城南中学校
山梨県甲府市
城南中学校は甲府市で一番生徒数の多い中学校です。その分先生の人数も多く、教科ごとに一学年に最低2名の先生がいます。その背景もあり同じ教科でもクラスによって授業進度の違いが生じることが近隣の中学校よりも多く、テスト前には進度を合わせるために一気に進むこともあるため、時期や教科によって、内容を理解するのに苦労することがあります。定期テストは、数学では思考力を問う(考え方を書かせる)ものが、英語では文法事項の比重が低く読解の形で文章内容を問うものが多いなど、大学入試の方向性にも沿うような先進的な構成であることが特徴です。生徒数が多いため、テスト結果の学年順位がそのまま志望校選定の判定に大きく影響します。アクシスでは城南中の特徴を踏まえた対策として、テスト範囲を予習で進め、繰り返し反復することで内容の理解と定着を図っています。また思考力が求められる問題の練習・応用問題への対応も進めています。
敷島中学校
山梨県甲斐市
体育祭などの行事や部活動に学校を挙げて熱心に取り組む学校です。9月中旬に行われる学園祭「年輪祭」は、開催に向けて3週間ほどの準備期間が設けられ、合唱や体育部門の練習、文化部門の発表制作・クラス制作など、全校生徒が一丸となって準備に励みます。学習指導面では、進学先の高校選択が近隣の中学校よりも比較的幅広いこともあってか、基礎問題から応用内容まで丁寧に扱ってくださる印象です。その分定期テストは傾向が絞りにくく、広範な学習が必要です。また特に英語・数学の難度が高い回があり、記述問題が全体的に多いのも特徴といえます。なお、年輪祭の準備期間は授業進行が遅れ気味になるので、受験勉強が本格化するこの時期の3年生にとってはいかにペースを乱さずに学習を進めるかが大事です。アクシスなら、テストや入試に向けて不足しているテーマの補充だけでなく、学園祭のような学校行事で忙しい場合でも振替受講ができるなど、個別指導ならではの小回りの効いた対応が可能です。
甲府 西中学校
山梨県甲府市
全教科、基本的には教科書や学校ワークの学習より問題が出題され、それらをしっかりと学習しておくことが重要です。記述問題の増加傾向があるので、各教科における重要な用語を無理解のまま暗記するのではなく、その内容を理解し、説明ができる水準にまでした上での暗記をしましょう。中3生では定期テストに入試過去問の一部や教科書の章末問題など、多学年にまたがる複合問題が出題されます。中1・2年の内容を日頃から復習しておくことも高得点をとるためには重要です。各教科読解力を試される問題が出題されることもあるので、日頃から対策をしておきましょう。中1・中2の学習内容を含む受験勉強と定期テスト対策の勉強を、並行して取り組んでいくことが大切です。
押原中学校
山梨県昭和町
押原中学校は町内の3つの小学校と小中連携を行い、出前授業を行っています。また校舎南側とグラウンドの間を小学生の通学路としており、普段から交流を深めるユニークな取り組みをしています。 学習面では、全教科で教科書の補注からも問題が出題されることがあるため、教科書の細かい部分までしっかり確認することが重要です。教科ごとの特徴を挙げていくと、英語は教科書本文から問題が出題される傾向が強いので、教科書の内容をよく理解しておきましょう。理科は中学3年生になると入試過去問からも出題されることがあるため、全学年の内容を復習し、複合問題にも日頃から取り組むことが大切です。社会と国語は教科書を読み、学校のワークをしっかり確認することが必要です。特に国語は、学校のワークの問題と教科書を照らし合わせて理解を深めましょう。数学は学校のワークを中心に出題されますが、教科書の章末問題からも出題されるため、授業をしっかり受けて応用問題にも対応できるようにしておきましょう。
アクシスでは、山梨県内および
近郊のすべての中学校に対応しています。
上記以外の中学校については
校舎までお問い合わせください。