公立高校の入試では、合格ラインの前後に何十人も固まると言われ、内申点の差で合否が分かれることがあります。しかし、多くの場合、内申点には中学3年間の成績や活動実績が反映されるため、受験生になってからではなく、中1から内申点を上げる努力をしておくことで高校受験が有利になります。
内申点アップ
通知書の評定をもとに内申点を計算することができます。長崎県立高校入試では、中1〜中3の9教科5段階の評定が内申点の対象になり、中1{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階)}+中2{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階)}+中3{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階)}のように計算します。ただし、各学年の比率や各教科の倍率など、内申点をどのように算出するかは高校ごとに異なります。なお、観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」は他の項目より比重を高めて評価されます。
内申点の計算方法
中学1年生 | 5段階(絶対評価) |
---|---|
中学2年生 | 5段階(絶対評価) |
中学3年生 | 5段階(絶対評価) |
調査書点(内申点)の算出方法
高校により異なる
中学1年生 | 9教科×5段階 |
---|---|
中学2年生 | 9教科×5段階 |
中学3年生 | 9教科×5段階 |
※ 評定のみならず学びの過程を重視する観点から、観点別学習状況の「主体的に学習に取り組む態度」を他の項目より比重を高めて評価する。
内申点を上げるには?
各教科の評定は、定期テストや単元テストの点数だけでなく、提出物の状況や授業態度なども含めて評価され、点数化されます。また、内申書では、学校行事や部活動、委員会活動などへの積極的な参加やリーダーシップ、貢献度なども評価されます。そのため、毎回のテストや日々の授業に真剣に取り組むことはもちろん、授業以外でさまざまな活動に参加して実績を積むことは、受験にも有利に働きます。
長崎県
中学校別対策
長崎大学教育学部附属中学校
長崎県長崎市
長大附属中は前期、後期の2学期制で、テストが年間4回(定期テスト2回、実力テスト2回)と他の学校よりも圧倒的に少ないため、1回1回のテストの重要度が高く、その分早めの準備が必須となります。テストの出題内容として、附属中とはいえ基本の問題が多く出題されます。一部の問題で、ただ暗記しておけば点数の取れるものではなく、思考力、応用力が試されるような問題も出題されますが、平均点以上を狙うためには基礎固めが非常に重要です。また1学年140人ほどの生徒数のうち、70人ほどが県内トップである長崎西高へ進学するような非常にレベルの高い学校です。学校からの宿題はほとんど出ないため、多くの生徒が塾に通って対策をとっていますが、アクシスでは基礎を固めつつ、一人ひとりにあったカリキュラムを組んで、志望校合格まで導いてまいります。
長崎県立長崎東中学校
長崎県長崎市
長崎東中は年4回の定期考査が実施されます。公立中学校と比較すると、基礎問題だけでなく思考力・応用力を問う問題も出題されますので、ただ知識を暗記しておけば点数の取れる定期考査とは違ってきます。学校の特徴として学習進度が速く、日々や週末の課題が多いため、苦手な単元や内容の学習が不十分になる場合があります。特に数学は中学3年生で高校内容に入るため、公立中学校ほど既習内容の復習の時間があまりありません。また高校受験がないので、全体的に間延びした学校生活にならないことを意識しなければなりません。 アクシスでは長崎東中生に対して、学校内容にプラスアルファの対策で学習のサポートや定期考査の対策を行いながら、早期の大学受験対策も実施していきます。
東長崎中学校
長崎県長崎市
東長崎中は1学年200名を越える、長崎市でも有数のマンモス校で部活も非常にさかんです。学力的にも優秀な学校ですが、定期テストは各教科ワークや宿題から出されるため、まずは提出物など普段の勉強を確実に取り組んでいくことが効果的です。東長崎中からはそれぞれ例年西高へ16名程度、東高へ32名程度、南高へ17名程度合格していますので、学年順位を意識してテストにのぞむことも重要です。アクシスでは各中学校の年間テストスケジュールを把握し、どの時期にどのような学習が必要かを指導しています。中間テストが無いため、試験範囲が広がることを考慮し、試験の1ヵ月前から国語、理科、社会のプリントを配布しています。どのタイミングで学習を始めるべきか、具体的な学習指導を行っています。また、家庭学習(宿題)についても適切な量を指示し、学習習慣の定着を目指しています。また、単元テストが各教科実施されてますので、前日は柔軟な授業体制にして生徒が自主的に実施したい教科への変更も可能としています。
西浦上中学校
長崎県長崎市
長崎大学とその附属小中学校に隣接する文教地区に所在する公立中学校です。運動部を中心に部活動も盛んです。令和6(2024)年度は1年生が112名と例年より少なめでしたが、概ね1学年あたりの生徒数は150名前後、成績上位の1/3程度が「長崎五校」と呼ばれる公立高校群へと進学しています。授業の進度や中間・期末考査の範囲などは平均的で、教科書内容に準拠したワークブック等でしっかり復習を行えば十分に高得点を獲りうる難度に設定されています。各学期の定期考査のほか、夏休み終盤の登校日や冬休み明けの始業式直後に実力テストが実施されるため、長期休み中でも気を抜かず継続的な学習(内容としては前学期に履修した事項の復習)を図る必要があります。アクシスでは学校授業の少し予習になるように先取りで基礎を固め、テスト前に再度復習としてテスト対策の授業を行っていきます。
アクシスでは、長崎県内および
近郊のすべての中学校に対応しています。
上記以外の中学校については
校舎までお問い合わせください。