公立高校の入試は、R6年度までの前期日程、後期日程が廃止されてR7年度入試より以下のように変更となります。
■調査書の基準について
・調査書の記載事項の重点化を図り、各学校で学びの家庭を重視する観点から、観点別学習状況の「主体的に学習に取り組む態度」を他の項目より比重を高めて評価されます。
■選抜種類の一新
・特別選抜(2025年1月28日予定)
全募集定員の15%以内と定め、文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績を持つと自ら認める生徒が対象となります。
・一般選抜(2025年2月20日予定)
R6年度の後期日程選抜にあたります。検査問題については従来と差分はないものの、新たに、日常生活・社会問題などと関連した探求的な学びの要素を取り入れた問題が全体の2割程度出題されます。
なお、以下の範囲は除きます。
【国語】古典(漢文・漢詩)
【社会】公民の「私たちの国際社会の諸課題」
【数学】標本調査
【理科】惑星と恒星
【英語】仮定法
・チャレンジ選抜
主に離島・半島の少人数実施校で実施されます。
このように、変更された選抜方法(特別選抜/一般選抜/チャレンジ選抜)への対応もさることながら、従来通りの傾斜配点(長崎5校・諫早高・西陵高・大村高など)を意識した教科ごとの対策や出題範囲変更、探求問題への対策、なによりも試験日程が全体的に1か月弱早まることに留意して例年よりも早めに準備しなければなりません。また、特別選抜枠が文化・スポーツのみに特化しているため、多くの生徒は「一般選抜のみで勝負しなければならない」ことも意識して公立高校入試に挑む必要があると言えるでしょう。
淵中学校
県立高校を目指す方は、前期入試、後期入試ともに内申点も重要になりますので、中学1年生からしっかりと定期テストで点数を取っていく必要があります。淵中学校の定期テストは各教科のワークや宿題から出されることが多いので、まずは提出物など普段の勉強に丁寧に、そして確実に取り組んでいくことが効果的です。淵中学校からは例年西高へ20名程度、北高へ26名程度合格していますので、学年順位を意識してテストにのぞむことも重要です。
アクシスでは淵中学校の年間テスト予定を把握し、どの時期にどのような勉強をするべきか、テスト勉強はいつから取り組むべきか、具体的な学習指示を実践しています。家庭学習(宿題)も必要量指示し、学習の習慣化・定着を促していきます。