公立高校の入試では、合格ラインの前後に何十人も固まると言われ、内申点の差で合否が分かれることがあります。しかし、多くの場合、内申点には中学3年間の成績や活動実績が反映されるため、受験生になってからではなく、中1から内申点を上げる努力をしておくことで高校受験が有利になります。
内申点アップ
通知書の評定をもとに内申点を計算することができます。高知県公立高校入試のA日程では中1、中2は9教科5段階、中3は9教科10段階の評定が内申点の対象になり、中1〜中3いずれも実技4教科を2倍にして計算します。つまり、中1{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階×2倍)}+中2{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階×2倍)}+中3{(主要5教科×10段階)+(実技4教科×10段階×2倍)}=合計260点満点となります。ただし、これに傾斜配点を実施する高校もあります。
内申点の計算方法
中学1年生 | 5段階(絶対評価) |
---|---|
中学2年生 | 5段階(絶対評価) |
中学3年生 | 10段階(絶対評価) |
調査書点(内申点)の算出方法
中3重視、実技重視
中学1年生 | 5教科×5段階+実技4教科×5段階×2=65点 |
---|---|
中学2年生 | 5教科×5段階+実技4教科×5段階×2=65点 |
中学3年生 | 5教科×10段階+実技4教科×10段階×2=130点 |
260点満点
傾斜配点を実施する場合
・高知丸の内[音楽科]…音楽×2
内申点を上げるには?
各教科の評定は、定期テストや単元テストの点数だけでなく、提出物の状況や授業態度なども含めて評価され、点数化されます。また、内申書では、学校行事や部活動、委員会活動などへの積極的な参加やリーダーシップ、貢献度なども評価されます。そのため、毎回のテストや日々の授業に真剣に取り組むことはもちろん、授業以外でさまざまな活動に参加して実績を積むことは、受験にも有利に働きます。
高知県
中学校別対策
愛宕中学校
高知県高知市
県内で最も生徒数の多い公立中の1つである愛宕中。公立トップの追手前に10名前後、また25~30名が高専含め上位高へ進学します。上位層の中学受験経験者と意識を高く取り組んでいく必要があります。定期テストでは学校の「ワーク」と「教科書」からの出題が約9割を占めます。ワークで基礎知識を確認し、テストまでに定着させることが高得点のポイントです。愛宕中には吹奏楽部や陸上部など四国・全国大会を狙える部活もあり、強い部活に所属すれば、学習に割く時間が限られます。受験対策や、入試レベルの英単語の習得は生徒自身の取り組みに委ねられるため、アクシスでは効率的・能動的に取り組ませ、苦手教科の克服・志望校別の対策を行います。定期テストや実力テストで高得点を取り、高校入試を見据えた学習提案を行っていきます。
城北中学校
高知県高知市
城北中は2023年度「中間テスト」をなくし、単元ごとにテストを実施する「単元テスト」と「期末テスト」にしましたが、2024年度からは再び「中間テスト」が復活する流れになりました。だからといって直前の「暗記」に走るのではなく、理解を進めながら試験前にもしっかり問題集をやりこんで準備をする「正統派」の試験勉強が重要。アクシスでは会員生に範囲内の問題集から「予想問題」を繰り返し演習させます。 進学先としては最寄りの小津高志望が他の中学より多いのが特徴ですが、追手前高、小津高、国際高で上位30名程度となるので、上位2割~3割を保てるよう、モチベーションのキープが大切です。アクシスでは「定期テスト対策」「実力テスト対策」「志望校対策」などを地域で一番親身になって指導してまいります。
城東中学校
高知県高知市
城東中の最大の特徴は定期テストが「期末テストのみ」となっていることです。期末テストまでの期間は単元が終わるごとに実施される「ハードルクリアテスト」で習熟度を確認していく仕組みであるため、「後でまとめて確認する」のではなく「進めながら習得する」ことを意識してアクシスでは指導してまいります。それに加え「実力テスト」が高知県の入試を意識してオリジナルで作成されることも特徴的です。希望の学校を受験したい場合、実力テストで点数を取っておくことが肝になるため、アクシスでは早期より受験を意識したレベルの問題に取り組ませていきます。中1・中2のうちは期末テストに向けて「完成度の高い対策」を行い、その流れで中3での「早い段階からの受験対策」を指導してまいります。
高知大学教育学部附属中学校
高知県高知市
附属中は、内進生と外部生を中学入試にてシャッフルした1学年約140名となりますが、例年は公立トップの追手前高に約50名、土佐高、学芸高、高知高専に計約20名程度が進学するので、先の4校で卒業生の約半数を占めます。続いて小津高、国際高、高知商業、高知工業などの公立高校や他の私立高校に残りの半数が進学する状況です。 学校での授業は、生徒の理解が早いと必然的にスピードや深さが増しますので、定期テストで扱われる問題レベルも上がります。進学校を目指す生徒の割合が通常の公立中の3倍以上となる一方、宿題の分量は多くない傾向なので、授業以外での学習時間をしっかり確保し、定期テストで結果を出して評定を取っておきたいところです。アクシスでは学校進度に合わせた対策はもちろん、長期休暇の時には苦手教科の克服や、志望校別の対策も行っています。学校の定期テストで高得点を取り、その先の高校入試を見据えた学習提案をいたします。
アクシスでは、高知県内および
近郊のすべての中学校に対応しています。
上記以外の中学校については
校舎までお問い合わせください。