公立高校の入試では、合格ラインの前後に何十人も固まると言われ、内申点の差で合否が分かれることがあります。しかし、多くの場合、内申点には中学3年間の成績や活動実績が反映されるため、受験生になってからではなく、中1から内申点を上げる努力をしておくことで高校受験が有利になります。
内申点アップ
通知書の評定をもとに内申点を計算することができます。東京都立高校の学力検査に基づく入試では、中3の9教科5段階の評定が内申点の対象になります。学力検査が5教科の場合は、実技4教科を2倍にして、{(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階)×2倍}=合計65点満点(300点満点に換算)。学力検査が3教科の場合は、それ以外の6教科を2倍にして、{(英数国×5段階)+(理社・実技4教科×5段階)×2倍}=合計75点満点(400点満点に換算)となります。
内申点の計算方法
中学3年生 | 5段階(絶対評価) |
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調査書点(内申点)の算出方法
中3重視
中学1年生 | - |
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中学2年生 | - |
中学3年生 | <学力検査が5教科の場合> 英数国理社×5段階+実技4教科×5段階×2=65点 |
<学力検査が3教科の場合> 英数国×5段階+理社・実技6教科×5段階×2=75点 |
学力検査が5教科の場合:65点満点→300点満点に換算
学力検査が3教科の場合:75点満点→400点満点に換算
※学力検査点+調査書点=1000点満点
内申点を上げるには?
各教科の評定は、定期テストや単元テストの点数だけでなく、提出物の状況や授業態度なども含めて評価され、点数化されます。また、内申書では、学校行事や部活動、委員会活動などへの積極的な参加やリーダーシップ、貢献度なども評価されます。そのため、毎回のテストや日々の授業に真剣に取り組むことはもちろん、授業以外でさまざまな活動に参加して実績を積むことは、受験にも有利に働きます。