福島県の県立高校入試には、「特色選抜」と「一般選抜」があります。
「特色選抜」は、各高校が掲げている「志願してほしい生徒」にあわせて、自分が志願したい高校を選択して出願できる選抜方法です。学力検査(5科)・志願理由書・調査書・特色面接・特色検査(実技等を実施する場合もあり)によって、合否が決定します。
また、「一般入試」は、学力検査(5科)・調査書・一般面接(実施しない場合もあり)によって、合否が決定されます。
どちらの選抜方法であっても、調査書が評価の対象になりますので、日頃からの定期テストと学力検査の結果が問われます。したがって、中1から定期テストに力を入れて取り組むことが大切です。
福島大学附属中学校
福島高校や橘高校など市内トップレベルの高校に進学する生徒の割合が高く、学習意欲だけでなく好奇心旺盛な生徒が多い学校です。
また教育熱心な親御さんも多く、学習塾などに通い早期の段階で受験対策に取り組んでいる生徒も多いようです。
学校の定期試験の撤廃に伴い、相対的な位置づけが曖昧になり、心配の声もあります。学校としての対応は、単元テストをこまめに実施し、定期的な確認を設けることで普段から定着の確認を行うことですが、「順位」が出るものではなく、外部での模試などを受験している生徒も多いようです。
既習範囲の学習内容の確認をし、数字による位置づけを意識させることが必要な場合もあり、新教研等の外部模試を受験することは推奨できます。Axisでは新教研の実施だけでなく、毎月定着度測定テストを実施しており、学習範囲に対しての定着度を分析し、日ごろの個別指導に活用しています。相対的な位置(偏差値や順位)は単なる結果に過ぎませんが、ひとつの尺度・目安になります。
北信中学校
北信中は前期・後期の二期制なので、毎回のテスト範囲が広く、また問題数も多いので、テスト前にまとめて復習するということではなく、常に授業に合わせながら知識の確認をしていくことが大切です。ここ数年のコロナ禍による学級閉鎖などがあった分は急ピッチで授業を進めることがあるため、前学年の内容が身についていないまま、現在の学年に進んでいる事例も多く見られます。Axis瀬上校ではいま学校で進んでいる単元と、前学年の重要単元の補足とを並行し、基本の定着を常に確認し、時期ごとの目標(定期テスト、入試対策)に合わせて学習内容を調整し指導を進めていきます。学区が広く、一学年約250名ほどですが、福島・橘・東など県立上位高に進学できる生徒は50~60名程度です。上位校を目指すには、学内で5分の1に入っていることが目標となります。
伊達中学校
伊達市の中学校ですが、福島市内の進学校への進学意欲が高い生徒が多く見られます。ただ、受験学年になってからの入塾生が多く、その遅れを取り戻すのに時間がかかる事例が多いので、中1・中2からの学習量確保ができるよう計画を立てて取り組むことが大切です。志望校に合わせて、基礎力定着、学校テスト対策、入試対策を進めていきます。
Axis瀬上校は、伊達中学からも自転車で通える距離なので、自習室の利用者も多く見られます。進学意欲を合格に結びつけられるよう、ぜひ授業と自習室とをご活用ください。