高校生の学習を見ていると、問題集に対する向き合い方が千差万別だと気づかされます。
以下の4パターンに分類できます。
①問題集を解くのに時間がかかり、期日までにやりきれない
②問題集をテストまでに1周だけ解き終える
③問題集はやり終えるが、分からない問題の答えを写して終わっている
④問題集をやり終えた後に分からない問題の解きなおしをして仕上げる
今日は③と④を掘り下げて考えてみます。
先日、高校生の宿題の取り組み方を見ていました。
英語の授業の宿題で分からなかった箇所を赤ペンで答えを写し『やり終えた』と言うので
『どうしてこの答えになるか説明してみて』と問うと
『…』といった返事でした。
この状態が③です。
解説授業のついている宿題だったので映像授業を用いて知識の補完をさせましたが、間違えた問題で答えを写して終わっている生徒さんが意外に多いです。
これは高校生だけでなく中学生も同様です。
この間違えた問題を日を空けてもう一度解き直しをすると④の状態となります。
一般的に言われる『この問題集を解けば良い』の『解く』は④の状態を指します。
先日、オンラインゼミの英語の先生が
『NextStage(文法の総合問題集です)を17回転してください!』
1回目に間違えた問題を2回目に、2回目でも解けなかった問題を3回目に…そのように続けると17回転くらいになるよ、と話をしていて納得できました。
『人に説明できるようになって初めて正解だからね!』
その通りだと思います。
オンラインゼミはLiveの集団授業であるため、このような復習の方法も授業内で先生が伝えます。
オンラインゼミの宿題はAxisPLUSという教材から出されている場合が多く、このテキストの問題には解説授業がついているので復習がしやすいです。
能開センターの授業は「解説を聞く⇒問題演習」が基本になりますが、高校部でも同様の考えです。
授業を聞くだけではなく『演習』をしっかり行い実力を伸ばしてもらいたいです。
さらに、『演習の解き方』の精度があがれば効率よく学習ができます。
Axis田辺校では学習方法の指導にも力を入れております。
学習方法等に不安のある方は気軽にご相談くださいね。