こんにちは。
塾講師の Kです。
今回で3回目となります。
3回目のテーマは、文章の読み方についてです。
実際、説明文が苦手、という生徒はとても多いです。
「言葉が難しい」
「何を言っているのかわからない」と感じてしまうのは自然なこと。
でも実は、説明文は読み方のコツさえつかめば国語の中でも点が取りやすい分野なんです。説明文でいちばん大事なのは、文章をバラバラに読まないこと。
説明文には、ほぼ必ず
「主張 → 理由 → 具体例」
という決まった流れがあります。
筆者が「一番言いたいこと(主張)」があり、それを支える「理由」、さらに分かりやすくするための「具体例」が続く、という形です。この流れを意識するだけで、文章の見え方が大きく変わります。
次に注目したいのが 接続詞 です。
「しかし」「つまり」「例えば」といった言葉は文章の道しるべ。
特に「しかし」「ところが」は話の向きが変わる合図で、筆者の本当の考えが出てきやすいポイントです。ここに線を引くだけでも、主張がつかみやすくなります。
さらに、段落ごとの役割を考えることも大切です。
「この段落では何を説明しているのか?」を一言で考えるクセをつけると、長い文章でも内容を整理しながら読めるようになります。
説明文は、全部を完璧に理解しなくても大丈夫。
流れをつかみ、主張と理由を見失わなければ、選択問題も記述問題も安定して点が取れるようになります。
次回は、説明文で多くの人がつまずく 記述問題の書き方 を、型を使ってわかりやすく解説します!