中高生のリアルな体験談 受験勉強のポイント大公開!「大学受験おすすめ勉強法」

憧れの学校に進学した先輩たちも、いつも順風満帆だったわけじゃない。迷ったり、悩んだりしながらも合格できたその理由は?ここでは、先輩たちを成功に導いた勉強法をご紹介します。

大学受験対策
志望校合格に向けた勉強法とは

高校生は忙しい。限りある時間の中で効率よく勉強してきた先輩たちの勉強法を受験勉強に取り入れよう。

習慣にすれば苦しさも減る

津田塾大学 学芸学部 合格 
K.Yさん
英語は得意教科だったし、本番の得点源にするつもりでした。リスニングは慣れるために毎日違う問題を決まった時間から聞いて解きました。朝何時からやるか自分で決めると自然に習慣が続いて良かったです。リーディングも毎日やることで80分集中し続けることに体が慣れていきました。また、点数を表に書くとモチベーションにつながりました。習慣にすれば苦しさも減るので英語に限らず他の教科も自分でルールを作って勉強をしました。 受験体験記を読む

脳内説明会

同志社大学 法学部 合格 
N.Yさん
一つの単語や文章について何も知らない人が「なるほど」と納得できるような説明を頭の中で組み立てていました。頭の中でできるのでスキマ時間があるたびに繰り返していました。例えば現代文だと、筆者はどんな経緯でどのようなことを表現したくて抽象的な語を使ったのか、日本史だと、ある事件は当時の政治的・経済的背景とどんな関連があり、後にどんな影響を及ぼしたのか等の要素を踏まえて(脳内で)説明していました。 受験体験記を読む

友達と問題を出し合う

和歌山大学 観光学部 合格 
T.Sさん
世界史は学校の授業以外で自分が手に入れた知識を友達にひけらかすことで自分自身の復習にもなるし、友達も新しい知識を得ることができるのでおすすめです。問題を出し合って知識の定着を図ることもできます。年号の語呂合わせを一緒に考えたり決められた時間の中でどれだけ覚えられるかを勝負したりすのもおすすめです。文章問題を解き、わからなかった単語はもちろんですが選択肢や本文を読み込んでどんどん知識を入れていきましょう。 受験体験記を読む

大学受験の
勉強スケジュール

コツコツ努力した先輩も短期決戦の先輩も、いつどうやって基礎を固めるか、それが合格へのカギだった。

何度も読んで、声に出して、
基礎徹底!

兵庫県立大学 環境人間学部 合格 
T.Tさん
どの教科についても、基礎が何よりも大事です。英語は、文法を固めました。1年生からDUALSCOPE(参考書)を愛用していて、長文を読んだり問題を解いている中で分からない所があると、すぐに開いて基礎を確認していました。3年生になっても、忘れかけている文法や入試に出やすい連語を頭に入れるのに使っていました。古文は単語、動詞の活用、助動詞をひたすら覚えました。きっと1年生の時に単語を覚えさせられると思います。この時期にたくさん覚えておくと、3年になっても「あ、こんなのもあったな」と思い出せます。 受験体験記を読む

学校の教科書は
一番大事にするべき

大分大学 福祉健康科学部 合格 
K.Tさん
受験勉強において、基礎を固めないといけないことは当たり前だと、分かっていると思う人が多いと思いますが、やり方が本当に大切です。例えば、基礎の文法を覚えた後に教科書にある長文から同じ文法を探して書き出すことがあります。学校の教科書も、頻出の文法や単語を覚えることにとても役立ちます。学校で配られる教科書と問題集は一番大事にするべきです。学校のテキストを上手く活用できていれば、授業を含めて繰り返し目を通すことになるので、高校1、2年生の学校生活から効率良く受験勉強に繋げられるからです。 受験体験記を読む

過去問より先に基礎固め

京都産業大学 外国語学部 合格 
徳峯 一輝さん
私は数学の勉強を好きで楽しくやっていた。しかし、定期テストでいい点数が取れなかったり、模試や過去問では5割の点数も取れなかったりしてどうしたら数学力が身につくのかがわからなくなった。そんな高3の夏、先生から入試本番でいい点数を取るには今までの基礎固めが必要と言われた。そこでこれまでにやってきた過去問を取りやめて、教科書の補充問題を解くようにしたところ、自分はどの分野の問題ができていてどの分野の問題ができていないというのがはっきりわかった。その理解度の差を勉強して埋めていくことで大学に合格できた。 受験体験記を読む

大学受験の
科目別の勉強方法

やみくもに勉強しても成績は上がらない。回り道をしないよう、先輩たちの取り組み方を参考にしよう。

英苦手な英語は
最小限の被害で抑える!

横浜国立大学 経営学部 合格 
新山 璃空さん
国公立大大学を目指すほとんどの人が悩まされることは受験科目数の多さです。私もそうでした。私は数学が得意である一方、英語が苦手だったため、英語の試験での被害を最小限に抑えるための勉強法にシフトしました。具体的には和訳問題を中心に練習するということです。この勉強方法は文法を確認できるだけでなく、単語も覚えることができます。また試験で和訳問題は部分点をもらえやすいため点数を取りやすくなります。 受験体験記を読む

古文読解の力を身につける

東北大学 文学部 合格 
F.Kさん
まずは文法問題に取り組みます。ここで活用形や意味など暗記事項を7割程度覚えられれば、残りは読解演習を通して楽に身につけることができると思います。古文単語は、単語帳を使ってコツコツ覚えます。その際、語の中心となるイメージが何なのか考えながら覚えることをお勧めします。文法・古文単語がある程度身についてからは、読解にできるだけ多く取り組みます。演習のなかで不足していた知識を補うことがとても重要です。 受験体験記を読む

化学は授業より先に1周終わらせる

徳島大学 生物資源産業学部 合格 
N.Kさん
公立高校だと進度が遅いので、自分で先取りをして早めに化学の全範囲を終わらせておく必要があります。まず、高3の夏休みまでは授業と同じペースで理論、無機を学習しましょう。9月からは有機を教科書を読みながら、ワークを進めて、授業は復習と思って受けます。全範囲が履修出来たら、共通テストの演習に取り掛かりましょう。センターテストや共通テストの過去問を使って、理論、無機・有機を分野別で解くのがオススメです。 受験体験記を読む

数学は答えを覚えても構わない

芝浦工業大学 システム理工学部 合格 
K.Iさん
この方法は、ただ答えを覚えるというより、過程と同時に覚えて問題全体の解き方を理解するという勉強方法です。これを実践するにはひたすら解きまくるしかないのですが、問題全体の流れを完全に把握した時、答えとその答えに導く方法が思いつくと思います。このような状態になったら応用問題なども解きやすくなるのを実感出来ると思います。みなさんも勉強法が分からない時は、取り敢えず解きまくるというのをオススメしたいです。 受験体験記を読む

世界史は
自分専用の参考書を作ると楽しい

北九州市立大学 外国語学部 合格 
和泉 朱音さん
周りの人はみんな教科書を読む勉強をしていましたが、私の場合は、眠くなって内容が頭に入ってきませんでした。そこで世界史では、問題集を解き、その時不足していた知識を用語集で調べてまとめて自分専用の参考書を作りました。まとめるときに、その出来事と関連する情報も一緒にまとめることで、頭の中を整理することが出来ました。自分でまとめたノートには愛着がわくし、試験に持っていくと心強い相棒になりました。 受験体験記を読む

共通テストの対策では
時間を常に意識

弘前大学 医学部/保健学科看護学科 合格 
山口 慶大さん
共通テストの科目の多くは、じっくり問題を読んで解いていると、時間内に終わらないことが多い。特に、英語や数学では、与えられた文章から必要な情報を抜き出して、問題に取り組む必要がある。そのためには、普段の模試や演習を通して自分に合った時間配分を設定し、試していくことが大切である。自分のタイムキーパーは自分しかいないため、自分で毎回時間を測ることで、本番も焦らずに本来の調子を出せるようになるはずだ。 受験体験記を読む

問題集・参考書の
活用方法

「反復は奇跡の勉強法」これはある先輩の言葉。地道な演習の繰り返しこそが志望校の問題を解く力になる。

逃げ道をなくして毎日取り組む

金沢大学 理工学域 合格 
受川 由基さん
「ニューグローバル」や「良問の風」といった問題集から1日5問選んで解き、それを塾の先生に見せて確認してもらうという勉強方法です。パッと見てすぐ解けるような問題は飛ばして、問題集の頭から順番に解いていきました。今習っている最中の単元に追いついてしまったら、初めに戻って1回目のときに間違えた問題、それも終わったら次の問題集へといった風にやっていました。この方法で大事なのは、先生に必ず確認してもらうというところです。そうすることで今日は疲れたから〜などの逃げ道をなくせるので、毎日取り組むことができました。 受験体験記を読む

英単語は1秒1単語

筑波大学 社会・国際学群 合格 
K.Hさん
毎日覚える単語数を決めて進めるのではなく、1日や2日で単語帳を1周するつもりで、1秒1単語で進めていきます。すぐに忘れてもその一瞬だけ覚えていれば構いません。「なんかこの単語見たことある」っていう単語を増やすつもりで進めていってください。たまに時間があるときに、小説を読むように単語帳を熟読する時間を設けるとより定着します。この方法で単語帳を回していけば満遍なく暗記できます!ちなみにSTOCK4500という英単語帳は例文の横に暗記の手掛かりになる「暗記ブースター」がついているのでおすすめです。 受験体験記を読む

過去問演習における5つの心掛け

九州大学 農学部 合格 
木下 晴太さん
僕は高2の夏から学校の授業の予習と並行して基礎問題集解き始め、高3の6月ごろにある程度解き終わると志望校(僕の場合は九州大学)の過去問を解き始めました。過去問を5年分解き終わると学校の図書館にあった赤本から志望校に近いレベルや少し上のレベルの大学の過去問を探し、ひたすらにそれを解きました。過去問を解く時、①時間を計る。②記述は細かく採点する。③初出の知識はノートにまとめる。④少し時間が経ってから振り返りをする。⑤とにかく多くの過去問を解く。 以上の5つのことを心掛けて過去問演習に取り組みました。 受験体験記を読む