10月に入り、ずいぶん秋らしい気候になってきました。中学生のみなさんにとっては、11月上旬に控えている「後期中間テスト」が大きな目標となりますね。夏休みが終わってから学校行事や部活動で忙しくしているうちに、「気づいたらテストまであと数週間!」となることも多いのではないでしょうか。
中間テストは、範囲が広くなることが特徴です。特に後期中間テストは前期の復習も含まれることが多く、短期間で詰め込みをしようとすると覚えきれなかったり、理解が浅いままになってしまいます。だからこそ、今からの準備がとても大切になります。
では具体的にどうしたらよいでしょうか。おすすめは「週ごとの目標を立てること」です。例えば、今週は数学の2次方程式を仕上げる、来週は英語のLesson5の本文を暗唱できるようにする、といったように、科目ごとに小さなゴールを決めていきましょう。1日単位の予定ももちろん大切ですが、まずは1週間単位での見通しを持つと、無理なく進められます。
また、保護者の方にもぜひお手伝いいただきたいことがあります。それは「今日の勉強は何をするの?」とお子さんに聞いてみることです。声をかけられると、自分の勉強計画を口にすることになり、意識が高まります。さらに「ここまでできたら一緒におやつにしよう」といったちょっとしたご褒美を用意すると、勉強へのモチベーションがぐっと上がることもあります。
一方で、生徒の皆さんは「テスト勉強はやらされているもの」と思ってしまうと苦しくなります。せっかくの機会なので、「今やった分がそのまま自分の得点につながる」と前向きに考えてみてください。結果が出ると自信になり、その自信が次のやる気につながります。
後期中間テストは、学年後半の成績を左右する大切なテストです。3年生にとっては内申に関わる最後のテストです。保護者と生徒が一緒に工夫しながら、10月の今からコツコツと準備を始めれば、テスト直前に焦ることなく、安心して本番を迎えることができます。
この秋は、親子で「計画的に勉強する習慣」を作るチャンスです。小さな積み重ねを大切にしながら、11月のテストを自信を持って迎えましょう!