差をつけるチャンス!

小学生の冬休みの過ごし方!各学年の勉強のポイントをご紹介

クリスマスやお正月などイベントが続く冬休みは、子どもたちにとってワクワクがいっぱいの時期です。しかし、冬休みは短く、あっという間に過ぎてしまいます。過ごし方次第で、子どもの成長や次の学年への準備に大きな差が生まれるのです。
新しい年のスタート、生活リズムを整えて学習習慣を見直す良い機会です。家庭内でのルール作りや家族の話し合いを通して、子どもが時間を上手に使えるようサポートしていきましょう。
今回は、冬休みをより賢く、充実して過ごすためのヒントをご紹介します。勉強も遊びもバランスよく取り入れながら、家族みんなが納得できる冬休みを目指しましょう。

この記事のポイント

  1. 小学校高学年が冬休みに意識してほしいこと
    1. 冬休みは次の学年への準備期間
    2. ゲームや動画はルールを決めて
  2. 小4の冬休みの学習ポイント
    1. 受験勉強はもう始まっている
    2. 身につけたい2つのこと
    3. 受験をしない小4も油断できない
  3. 小5の冬休みの学習ポイント
    1. 入試まであと1年しかないという自覚を持つ
    2. 長時間の勉強リズムに慣れる
    3. 受験をしない小5は将来への先手を
  4. 小6の冬休みの学習ポイント
    1. 心身のコンディションを整える
    2. 全員“中学0年生”の始まり
  5. まとめ
    1. 小学生は遊びと勉強のバランスが大切

小学校高学年が冬休みに意識してほしいこと

冬休みは次の学年への準備期間

年が明ければすぐに次の学年が待っています。特に高学年では中学に直結する大切な内容を学習するので、それらが身についていないと中学からが本当にたいへんになります。

たとえば、算数では割合や速さ、比、図形など、より深い思考力を必要とする単元を習います。国語は記述や文法の学習が本格的になり、抽象的な語彙も増えてきます。苦手や不安を次の学年に持ち越さないためにも、冬休みで解決する必要があるのです。

また、冬休みの宿題は年内に終わらせるのが理想です。そうすることで、後半は理解の浅い単元の復習にじっくり取り組むことができます。

[関連ページ]算数が苦手にならないための勉強法!苦手が生まれる理由や親ができることを解説

[関連ページ]国語力を伸ばすためには?家庭でできることや勉強法を解説

ゲームや動画はルールを決めて

冬休みは2週間といえども、不規則な生活をしているとなかなか元に戻れなくなってしまいます。正しい生活習慣をつけるのは時間がかかるのに、崩れるのはあっという間。休みだからといって好きなだけゲームをする生活はNGです。

家庭内で話し合って必ずルールを決めましょう。ここで油断するとそのままズルズルと中学生になり、そのときにはルールを決めようとしても子どもからの反発が出てうまくいかないことが多いものです。

小学生のうちに自律の第一歩を踏み出せるよう環境を整えましょう。ルールは親が一方的に「こうしなさい」と言うのではなく、子どもが納得して守れるものにするのがポイントです。

[関連ページ]小学生のうちに学習習慣を身につけるために、親が意識すべきこと

小4の冬休みの学習ポイント

受験勉強はもう始まっている

中学受験を目指すための塾通いは低年齢化しています。小4(小3の2月)から受験勉強を始めるのは一般的になっています。

小4の冬休みともなると、基礎的な内容がある程度身につき、学習習慣が作られているのが理想です。小5からは学習スピードとレベルが一気に上がるため、それに対応し得る力を小4のうちにつけておくのです。

特に、算数のつまずきを放置することは、中学受験においてたいへん危険です。小4までの算数の内容は、この冬休みに100%の理解度を目指しましょう。

身につけたい2つのこと

小4は難しいことをやったり、長時間勉強したり、先取りをガンガンする必要はありません。毎日勉強する「習慣」を作り、「基礎」をこつこつ固めることが最優先です。

特に、成果が出るまでに時間がかかる漢字や計算は、数や時間を決めて毎日少しずつ積み重ねていきましょう。ここをおろそかにすると、あとあとまでずっと引きずることになります。

早くから取り組んでおくと負担も少なくてすむので、時間に余裕のある小4のうちに計画的に進めておくことが重要です。

受験をしない小4も油断できない

小学校でも小5から内容が急に難しくなり、これまで「何となくできていた」カラーテストの点数が取れなくなることは多くあります。理解があいまいなところはこの冬休みに必ず復習し、可能なら軽く先取りをしておくと安心です。

また、子どもが突然受験すると言い出す可能性も考えて、勉強をやっておくに越したことはありません。たとえ受験をしなかったとしても、勉強することには価値があり、今後どのような道に進んでも大きな支えになるはずです。

[関連ページ]中学受験に向いている子の特徴|基礎知識やメリット・デメリット

小5の冬休みの学習ポイント

入試まであと1年しかないという自覚を持つ

小5までで一通り単元学習を終えて、小6では応用内容や過去問などの実戦演習に入るので、理解が不充分なままになっているところは早急に対策をする必要があります。

国語では抽象的な内容の読解、算数では割合や速さ、比など多くの子どもが苦手にする単元があり、入試でもねらわれやすいです。まずはこれらを克服していかないと過去問演習が成り立ちません。

学校が始まると行事や日々の活動もあり、どんどん時間が過ぎていきます。入試まで1年しかないことをしっかり意識して、冬休みは本気で取り組みましょう。

長時間の勉強リズムに慣れる

小学生が乗り越えないといけない大きな課題のひとつは、「長時間」「集中して」勉強を続けることです。まずは短い時間からでも決まった時間に机に向かう習慣をつけ、だんだん長くしていきましょう。

長時間座っていても集中していなければ効果は薄いので、家だとどうしてもダラダラしてしまうという場合は塾を活用するのも良いでしょう。

塾の授業と自習室を組み合わせると効率よく時間を確保できます。周りからの刺激も受けてヤル気も上がり、長時間の学習もスムーズに進みやすいです。

[関連サービス]学習効果を高める個別指導アクシスの教室環境

受験をしない小5は将来への先手を

受験をしないからといって冬休みに何もしないのはもったいないことです。中学受験のテキストを見て「塾ではこんなに難しいことをやっているのか」とびっくりすることもよくあります。

受験をしない場合も、住んでいる地域の中学校の入試問題を見てみることをおすすめします。難関ではなく中堅といわれる学校の入試問題でもかなり難しく、小学校のテストとは相当な開きがあることがわかります。

中学受験は全員が受かるわけではなく、少なくない人数が地元の公立中学に進学してきます。受験勉強を何年もしてきた子どもたちと同じクラスになるのです。

苦手な単元があるならそれをつぶしておくこと。学校のことはもう大丈夫という人は、先取りをしたり応用問題に取り組んだりして、中学を見据えて学習することが重要です。

小6の冬休みの学習ポイント

心身のコンディションを整える

中学受験生の冬休みは“仕上げる”時期です。今まで積み上げてきた実力を出し切れる状態に整えることに重点を置きましょう。新しいことには手を出さずに、今まで取り組んだ過去問の復習や、使ってきたテキストの見直しをしましょう。

イベント続きで世の中は浮かれる時期ですが、いつも通りの規則正しい生活ができるよう家族も協力を。親の焦る気持ちはグッと封印して、家庭内を穏やかに保つことを意識しましょう。

全員“中学0年生”の始まり

受験するしないにかかわらず3カ月後には全員中学生になります。冬休みは中学0年生の始まりとも言えるでしょう。中学では一人ひとりの理解具合を先生が細かく見てくれる時間は多くはないので、中学を見据えて、受け身ではなく自分から学ぶ姿勢を身につけたいものです。

英語、数学の先取りは今や“必須”と言っても過言ではありません。特に英語は、早くからやっている人とまったく初めてという人との成績の差が大きくつきやすい教科です。基本的な英単語を書けるようにしておくことと、主語、動詞など英文の仕組みを理解しておくことが重要です。

[関連ページ] 小学生のうちに上位高校・大学進学に向けて準備するべきこと

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まとめ

小学生は遊びと勉強のバランスが大切

クリスマスやお正月など冬休みは家族で過ごすイベントも多く、思い出作りの絶好の機会です。ぜひ家族の時間を大切にしてほしいと思います。

一方で、夜更かしをして、そのあとズルズルと不規則な生活が続かないように遊びと勉強のメリハリをつけて過ごすことも大切です。

学習習慣を身につけるため、塾の体験講座や冬期講習に参加するのもおすすめです。自宅学習だけだと、どうしてもノウハウや受験情報が不足しがちです。

何から手をつけるべきか、どのくらい時間をかけるべきかなど、自宅学習だけでは補いきれない部分をサポートしてもらえます。

個別指導アクシスでは一人ひとりの状況に応じて学習計画を組み立てるので、冬の短期間でも効率よく勉強ができます。子どもの成長のために、遊びも学びもどちらも大切にしてあげたいですね。

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