【高校生】夏休みの過ごし方!大学受験のために高1、高2がやるべきこと

学校がない夏休みは、これまでの学習の積み残しを解消できる絶好のチャンスです。「理解が浅いまま次々と新しい単元に進んでしまっている…」「日々の予習や宿題に追われている…」という状態の高校生は多くいると思います。

学校によっては補習などで夏休みが短いところもあるかもしれませんが、それでも普段に比べてかなりの時間を確保できるはずです。時間を有効に使い、後悔しない夏休みにするために、どう過ごせば良いかを具体的に解説します。

この記事のポイント

  1. 大学受験成功に向けて、夏休みを有効活用する
    1. 自分の将来に向き合おう
    2. 大学の情報収集をしよう
  2. 夏休みにやるべきことを明確にする
    1. “苦手”内容を正確に把握する
    2. 自分だけの合格ルートを考える
    3. 夏休みの時間割を作ろう
  3. 【学年別】夏休みにやるべきこと
    1. 高1は受験を意識した行動を
    2. 高1の夏休みは何をやれば良い?
    3. 高2は受験生の自覚を持つ
    4. 高2の夏休みは何をやれば良い?
  4. まとめ
    1. 個別指導塾の夏期講習なら途中参加OK

大学受験成功に向けて、夏休みを有効活用する

自分の将来に向き合おう

まず、自分はどんな事に興味があるのか、将来どんな職に就きたいのか、そのために大学でどんなことを学びたいのか、時間を取って本気で考えてみましょう。

志望校は偏差値だけで選ぶものではありません。親の意見やネームバリューだけで決めるのもNGです。

大切なのは自分の意志で選択すること。それが受験勉強を乗り越える底力になり、充実した大学生活につながります。

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大学の情報収集をしよう

自分の将来につながりそうな学部を調べ、その学部が設置されている大学の中から、自分の実力や立地などを考慮して、いくつかリストアップしてみましょう。

共通テストの結果次第では、直前になって志望校を変更することもあり得るので、あまり絞り込まずにさまざまな情報を仕入れておく方が良いでしょう。

夏休みは自由に身動きが取れるとき。少し遠い大学のオープンキャンパスに行くことも可能です。実際に通っている学生に会って話を聞いたり、体験講義に参加したりすることで、やる気やモチベーションも上がるはずです。

夏休みにやるべきことを明確にする

“苦手”内容を正確に把握する

効果的に学習を進めるために、現状を把握することはとても重要です。漠然とした「できない」「なんか苦手」ではなく、何がどう苦手なのか、できない理由は何なのかを徹底的に分析しましょう。

模試や定期テストの後、偏差値や点数だけ確認して終わっていませんか。間違えたところは必ずしも苦手なところというわけではありません。間違い方は多岐にわたります。

公式や定理を覚えていない、覚えていても使い方がわからない、核心ではないところでのケアレスミス…など、間違えた理由を掘り下げることがポイントです。それがわかることで、苦手克服のための最適な対応を取ることができます。

自分だけの合格ルートを考える

大学入試は、必要な科目も配点比率も要求されるレベルもそれぞれ違います。つまり、一人ひとり戦略が違うということです。いつまでに何をどのように取り組めば合格に近づけるのか?そのためのルートを真剣に自分で考えることが重要です。

もし自分の考えたルートが不安になったら、学校の先生や塾に頼りましょう。先に大学受験を経験した人、大学受験生を何人も指導してきた人のアドバイスが参考にならないはずはありません。生徒一人ひとりに合った勉強法や学習計画を一緒に考えてくれる存在は、強い心の支えになります。

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夏休みの時間割を作ろう

やることが決まれば、あとは計画に落とし込んで実行あるのみ!まずは学校と同じように曜日ごと、1週間の時間割を作り、勉強時間を可視化することから始めましょう。

そして毎朝、「午前中に英語の学校課題を進めて、午後から英文法と2次関数の復習…」というように、その日の具体的な計画を立てます。1日の終わりに振り返り、計画を微調整していきましょう。

高3の夏休みは遊べませんので、イベントや部活動も大いに楽しみましょう。予定に組み込んでメリハリをつければ良いのです。

避けたいのは「スマホやゲームでダラダラ時間を浪費すること」「夜更かしをして睡眠時間が不規則になること」です。生活リズムを整えることはすべての土台になります。計画的に取り組むことで、有意義な夏休みにしましよう。

【学年別】夏休みにやるべきこと

高1は受験を意識した行動を

高校は中学の延長上ではありません。学校から言われたことだけをただこなすのではなく、目的意識を常に持ち、大学受験に向けた高校の学習スタイルを確立しましょう。

共通テストは高1内容からも出題されるため、現在学習していることはすべて大学入試の範囲だと意識して取り組むことが重要です。

少しでも余裕があるなら、英数の学習貯金を貪欲にためておくことを強くおすすめします。英検対策をスタートするのも良いでしょう。受験を意識した行動で一歩抜け出しましょう。

高1の夏休みは何をやれば良い?

英語は、1学期の文法事項を完璧になるまで復習しましょう。もし中学内容があいまいな場合は、夏休みの期間に何が何でもマスターしておいた方が良いです。

ここで手を打っておかないと2学期からかなり苦戦することになります。また、英単語は「夏休みに500語を2周する」など目標を決め、毎日計画的に取り組みましょう。

数学も、まずは1学期の内容の復習です。中学内容が不安な場合は「方程式」「関数」「平方根」「因数分解」など高校数学の土台になっている単元の総復習を合わせておこないましょう。

国語は、共通テストに必要な古文単語300語を覚えてしまうことをおすすめします。英数に気を取られて国語まで気力がわかないかもしれませんが、それは他の人も同じ。2学期以降の古文の授業の受け方のクオリティも上がり、今やれば確実に差をつけることができます。

高2は受験生の自覚を持つ

「まだ高2」ではなく「もう高2」です。高3の夏は、志望校合格に向けて本格的に演習や過去問をやり始める時期なので、高2の夏休みで基礎を完成させておく必要があります。

また、基礎が不安定だと高3で伸び悩むことにも繋がります。基礎固めにじっくり時間を取れるのはこの夏がラストチャンスだということを自覚し、不安要素は必ず解消しておきましょう。

積み重ねの教科である英数は、つまずいたところまでさかのぼりましょう。かなりさかのぼることになったとしても、結局その方が近道です。

高2の夏休みは何をやれば良い?

英語は語彙と文法を優先的に。単語帳を1冊終わらせる、文法の参考書を総復習する、など自分に不足していることを強化しましょう。これらが不充分だと長文読解や英作文ができません。

数学は苦手単元を克服することに集中しましょう。典型問題がスムーズに解けるまで何度も練習することが大切です。解法のインプットとアウトプットを繰り返すことで理解も深まっていきます。

国語は、普段はなかなか時間の取れない教科です。夏休みに現代文の読解法を改めて学んでおくと、今後の学習が手応えのあるものになりますので、一度しっかりと整理しておくことをおすすめします。

また、理系の人は物理や化学の理解が浅い単元を1つでも多く克服しておきたいものです。

社会は、時間をかければ何とかなる性質もある教科。1日5分でも良いので一問一答などのテキストをこの夏スタートさせましょう。そして、夏休みが終わっても地道に続けることが望ましいです。暗記だけでは入試に太刀打ちできませんが、用語がわからなければ問題を解くことすらできません。

まとめ

個別指導塾の夏期講習なら途中参加OK

前述のように大学受験の戦略は一人ひとり異なります。目標を決め、その対策を考え、具体的な取り組みに落とし込むまで、自分の頭で考える能動的な姿勢がとても重要です。どうすれば成績が上がるのかを真剣に考え、それを実行する夏休みにしてほしいと思います。

しかし、一人では当然不安なことも出てきますし、苦手科目を克服するためにサポートが必要になることもあると思います。長いようで短い夏休みです。不安なままグズグズ時間を過ごすより、思い立ったらすぐ行動を。個別指導塾なら夏休みの途中からでも夏期講習の受講が可能です。

個別指導Axisは、みなさんの大学受験の悩みに徹底的に寄り添います。どんなささいなことでもお気軽にご相談ください。合格した未来の自分が、「あのとき行動してよかった!」と思えるような夏休みにしましょう。

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