【中学受験】「春休み、何をさせればいい?」中学受験生の親が知っておきたいこと

新学年が目の前にせまり、入試は確実に近づいています。何を準備すればいいのか、周りの家庭はどんなことをしているのか、親の方が不安になりそわそわと落ち着かない気持ちになりがちなこの時期は「やらせすぎず、放置せず」が重要。ここでは中学受験生の春休みの考え方を整理しながら、保護者が把握して知っておきたいポイントをお伝えします。

この記事のポイント

  1. 優先したいのは勉強量より「整えること」
  2. 春休み中は算数の復習を重点的に
  3. 勉強のやり方を一段階アップデートする
  4. 中学受験を乗り切るための、親の大切な役割

優先したいのは勉強量より「整えること」

4月からの新学年のスタートにそなえて、今一度、生活リズムの見直しをしましょう。

睡眠時間は確保できているでしょうか。成長が著しいこの時期の睡眠不足は、脳にも体にも良くありません。学年が上がることをきっかけに、家庭のルールや日々の習慣を再確認するのも良いでしょう。ゲームや学習時間はこれまで通りで良いのか、夜の過ごし方をどうするかなど、1日のスケジュールを親子で話し合うことが大事です。

生活基盤が整っていないと受験勉強はスムーズに回りません。新学年をダラダラとした状態のままスタートさせないようにしましょう。

春休み中は算数の復習を重点的に

塾のカリキュラムや問題集はたいてい、小4で入門、小5で深めて小6で実戦というように、発達段階に応じて、同じ単元をレベルアップしながら繰り返し学習していくという特徴のあるスパイラル方式をとっています。

忘れにくいメリットがある一方で、思考が深まる前に次に進んでしまうという側面もあります。何度も触れて「見たことがある」ため、理解が浅いままにもかかわらず「わかった気になる」という危険性があります。特に算数の「割合、比、速さ」。ここの学習内容が定着していないと他の単元にダイレクトに影響が出ますのでしっかりと押さえておく必要があります。

間違えた問題は日をあけて反復するなど、時間のある春休みの期間を活用し、腹落ちするまで理解に努めてほしいと思います。

勉強のやり方を一段階アップデートする

間違い直しが流れ作業になっていないでしょうか。答えを赤で書き写して解説を少し読んで終わり、ではもったいないです。ミスの原因を探り、次につなげることを意識しましょう。

「理由を聞かれているのに「~から。」と答えていなかった」「分数の割り算で逆数にしていなかった」など、なぜ間違えたのか具体的に書き出します。そして、その原因に合わせた対策をとることで効率的に学習を進めることができ、理解度も深まります。

また、ノートはきれいに書くことよりも、自分の考えた過程が見えることの方が重要です。解きっぱなしにしているテキストには、間違えた番号に印をつけて復習しやすくしましょう。勉強は「作業」ではなく、できないことをできるようにすることです。あとからきちんと効いてくる勉強方法を、ここで身につけておきたいところです。

中学受験を乗り切るための、親の大切な役割

親が大切にすべきことは、点数や偏差値など成績には表れない、普段の子ども自身の姿勢やちょっとした変化です。以前より集中力を維持できるようになった、苦手科目でも最後まで根気強く考えられるようになった、間違えても泣かなくなった、乗り気でなくても机に向かおうとする。日々の変化に気づけて適切なタイミングで声をかけ、安心して前向きに取り組める環境を作れるのは、そばにいる親だけなのです。

小学生はまだまだ成長途中の子どもです。中学受験という大きな壁に立ち向かう子どもを一人の人間として尊重し、成長を近くで見守り続けサポートすることが親の大切な役割です。

\ アクシスは、全国500校超 /

お近くの校舎へお気軽にお越しください。

この記事を書いた人

教育コラムニスト
小林 佳代子(こばやし かよこ)
中学受験から大学受験まで学習塾において20年の指導経験と母の視点から、家庭と学びをつなぐヒントを発信。