みなさん、こんにちはこんばんは
一般的に塾の夏期講習は7月頭から8月末までで実施します
近年は8月の最終週から学校がスタートするため、実力テストが8月末に各中学校で行われます
その結果がおそらく今週辺りに返却されていると思います
結果はいかがでしたでしょうか?
このテストで劇的に成績が上がったという例を実はあまり聞いたことがありません
学校に5人前後しかいないのではないでしょうか?
昔から夏の成果は2,3か月遅れて出ると言われています
私が中学生の時にも言われていたので、本当に昔から言われていると思います(笑)
これはなぜでしょうか?
例えば中3生でいうと、一般的に夏期講習では1年生2年生の復習を中心に、さらには基礎学力の向上を目的に進めていきます
2年間に学んだ事を復習するための時間をたっぷりと確保できる初めての機会がこの夏の夏期講習で、2年間の学習内容をもう一度解説して基礎的な問題で演習して、記憶を取り戻す作業が中心となります
正直、基礎学力を取り戻した程度で実力テストや五ツ木模試に対応できる力が付くとは思えません
そもそも復習する範囲が1,2年の範囲全部でそれが5教科あるわけですから、膨大な量となります
必然的に広く浅くとなるので、実力テストなどの応用に対応する力はまだないと言えます
ここで大問題なのが以下のようなパターンです
①夏期講習でせっかく一生懸命やったのにバカみたい
②成績上がってないし、やる気なくした
③お金の無駄だった
成績を伸ばす子は、今回の実力テストの内容をもう一度やり直して再度夏期講習でやった内容も思い出しながら次に繋げられる子です
10月にもまた実力テストなり五ツ木なりがあるので、そこでも再度しっかり見直して自分の弱点を見つけて自己勉強につなげる
そして11月の実力テストなり五ツ木につなげる
そういう子が急激に成績を伸ばしていくので、初めにお伝えした夏期講習の成果は2,3か月遅れて出るということになります
だから正直、夏期講習よりもっと大事な期間がこの9月10月だと思ってください
夏期講習明けのテストで急激に成績を伸ばした生徒はほとんど見たことがないですが、9月~11月までに急激に成績を伸ばした生徒はたくさん見たことがあります
同じくらいここで諦めて逆に成績を落とした生徒もたくさん見ています
皆さんはどちらを選びますか?