中学3年生直前!受験を有利に進める

受験勉強の始め方!中2の3学期にやっておくべきこと3選

あと少しで中3になるけれど何から手をつければよいかわからない。そんな悩みを抱え、不安を感じているご家庭も多いのではないでしょうか。今やるべきことは、長時間の勉強ではなく、受験生活をスムーズに始められる状態を作ることです。この記事では、中3直前期というこの狭間の時間をどのように過ごせばよいのかを整理し、お伝えしていきます。

この記事のポイント

  1. 3年生になる前に助走をつける
    1. まずは学年末テストを突破する
    2. 学年末テスト後の失速を防ぐ
    3. 春の始まりをどう迎えるかイメージする
  2. 受験勉強のスタート地点では具体的に何をすればよいか
    1. 模試を受けて志望校との距離を知る
    2. 模試の間違いを分類して実力を客観視する
    3. 今後1年間の大まかな見通しを立てる
    4. 1、2年の英語と数学の定着具合を知る
    5. 国語は語彙力を戦略的に伸ばすところから
  3. やる気より先に整えたい受験環境
    1. 勉強する場所が落ち着かない場合
    2. 生活リズムが崩れている場合
    3. 受験に対する親子間の温度差がある場合
    4. まわりの友だちが受験モードではない場合
  4. まとめ

3年生になる前に助走をつける

まずは学年末テストを突破する

学年末テストは2年生で習ったことの総まとめです。2年生の学習内容はもちろん、英語、数学は1年生の学習内容も含まれるため、ここでのテスト対策はそのまま高校入試の受験対策に直結します。範囲が広いので早めに学習スケジュールを立てて計画的に取りかかりましょう。

内申点や調査書に2年生の成績が反映される都道府県もあります。その場合、入試を有利に進めるため、日々の提出物も含め早い段階から対策をしておきたいところです。

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学年末テスト後の失速を防ぐ

学年末テストという目標があったからがんばれた勉強も、それが終わると途端にやる気を失ってしまう人は多いものです。今までの勉強はせいぜい2週間先の定期テスト対策という短距離走でした。一方、志望校合格までの道のりは長距離マラソンです。入試までがあまりに遠く感じて動けずにいるのが普通かもしれません。とはいえ、この時期からは受験をリアルに自分ごととして捉えなければいけません。

そのため、まずは親子で「入試制度を知る」「過去問題を見る」など入試情報を収集するところから始めましょう。「定期テストがあるからがんばる」から、「入試本番に向けてがんばる」へ、意識をシフトチェンジしましょう

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春の始まりをどう迎えるかイメージする

目指すのは1年後の入試だということがわかっていても、ゴールが遠すぎると途中でモチベーションが下がりイヤになって遊んでしまうのもまた人間の本質です。それを打開するためには、目標を小さく刻むことがポイントです。春のスタートをどんな自分で迎えたいかを具体的に想像してみましょう。「英単語を毎日少しずつ当たり前に取り組んでいる自分」、「周りが遊んでいても自分のペースを守れている自分」、「連立方程式の文章題はちょっと自信がある自分」。前向きな気持ちで3年生を迎えたいものです。

気づいたらいつのまにか受験シーズンになっていたということにならないよう、まずは「1日1時間」「スキマ時間30分」からでも学習習慣を身につけ、目標→達成→目標…と繰り返して着実に進めていきましょう。

受験勉強のスタート地点では具体的に何をすればよいか

模試を受けて志望校との距離を知る

塾などが実施している模試をできれば2種類以上受けてみましょう。志望校判定が出るものが理想ですが、偏差値だけでもいろいろなことを知ることが可能です。この時点で思ったより点数や偏差値が低いからといって、落ち込む必要も志望校のレベルを下げる必要もありません。

受験勉強スタート時の模試は、これからの勉強方法など入試対策の方向性を決めるための材料です。見当違いの努力をして勉強時間を無駄にしてしまわないためにも現状を知ることが重要です

模試の間違いを分類して実力を客観視する

模試を受けたら、必ず間違えた問題の分析をします。「解法はわかっていたがケアレスミス」「覚えていなかった、知識不足だった」「解法自体がわからなかった」「時間が足りなかった(あとで解いてみていずれかに分類)」のように分類することで、ほんとうにわかっていないところがどのくらいあるのかが見えてきます。自分が思っていた実力とのズレ具合を客観的に確認するのです。

また、優先して強化すべきゾーンを知ることが勉強の質を上げます。たとえば、正答率が70%以上の問題をたくさん間違えているのなら、まずは基礎固めをしていく必要があります。50~70%の問題を落としているなら、標準問題への取り組みが合否をわけるポイントになります。

今後1年間の大まかな見通しを立てる

入試までの全体の流れを、親子で一度つかんでおきましょう。3年生は何かと忙しく、修学旅行や部活動の試合など大まかなイベントの予定を書き出してみるだけでも、見通しは立てやすくなります。受験勉強の1年間を「準備期(春休みまで)」「土台作り期(1学期)」「強化期(夏休み)」「実戦準備期(秋)」「仕上げ期(冬)」のように期間ごとにわけて考えると行動しやすくなります。何月に何をするかイメージをしておくだけで、漠然とした不安はかなり減ります。

中1、中2の英語と数学の定着具合を知る

英、数のような積み上げ式の教科は、前のことが理解できていないと次に習うことに影響を及ぼし雪だるま式にわからなくなります。3年生になる前に一度は今までの勉強内容を総復習しておきたいところです。

どこからつまずいているのかを総まとめタイプの問題集(薄めのものでOK)の結果から把握します。必ず印をつけながら取り組み、苦手な分野、できない問題を洗い出すのがコツです。受験勉強はそこからがスタートになります。つまずいている単元までさかのぼって、弱点を一つずつ確実につぶしながら克服し、だんだん「今習っているところ」まで近づけていきます。数学の場合は、小学校の内容も確認を。小学校のまとめ問題で満点が取れない人は意外といます。

国語は語彙力を戦略的に伸ばすところから

国語が苦手な場合、いきなり読解問題を何とかしようとしないことです。まずは漢字や言葉の学習から小さく始めましょう。ただし、やり方の工夫が必要です。自県の過去問の出題傾向を見て、漢字問題がたくさん出題されていて配点も高い場合は「書ける」練習が必要ですが、それほど出題されていないなら「意味がわかる」ことに重きを置く方が効率的です。漢字は「読める」→「意味が分かる」→「書ける」という順に負荷が大きくなるので、すべて書けるようにする必要があるのかは過去問を見て判断しましょう。

漢字の勉強の目的は暗記して書くことではなく、文章読解のためのアイテム装備です。まずは読めて意味がわかれば、読解には充分役立ちます。細切れの時間で積極的に語彙の学習を進めたいところです。ことわざや慣用句も同じ考え方で取り入れていきましょう。

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やる気より先に整えたい受験環境

勉強する場所が落ち着かない場合

勉強中はスマホやゲームを手の届かない場所に置くルールを作りましょう。休憩のときもスマホは見ません。休憩は勉強効率を上げることが目的なので、軽く体を動かしたり飲み物を飲んだりするのが正解です。

また、家族との情報共有も意外に大事です。〇時から〇時まで勉強する、〇日にテストがある、などを家族が知っていれば、自宅学習中に声かけや用事で気が散ってしまうのを防げます。家族で話し合って夕食やお風呂の時間を固定するのもおすすめです。机周辺を片付けることも集中力につながります。目の前が散らかっていると、頭の中も整理しづらく効率が下がります。使いたい教材をさっと取り出せないと初手でつまずくことになります。それでも家で集中できない場合は塾の自習室を使うのも有効な選択肢です。

生活リズムが崩れている場合

起きる時間、寝る時間の固定を強くすすめます。休みの日も学校がある日と同じ時間に起きましょう。成長期に十分な睡眠を確保することは非常に重要なので、勉強のためといえども睡眠を削るのは良くありません。ましてスマホやゲームでの夜更かしはNGです。

部活動や習いごとは曜日で決まっていることが多いので、曜日ごとの学習計画を立て時間の流れを可視化すると生活習慣が整いやすくなります。学習計画を立てるのが難しい場合は、どう過ごしているか書き出してチェックするだけでも構いません。「何をしているかよくわからない時間」が意外に多いことがわかり、時間を大切にしようという気持ちが生まれます。生活リズムを整えることは、今後の受験生活においてメンタルの安定にも効果的です。

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受験に対する親子間の温度差がある場合

親は受験を経験していろいろ知っているだけに、子どもを見ていると、もどかしさや不安な気持ちから、あれこれと口出しや先回りをしたくなるものです。

でもほとんどの場合、良い結果になることはありません。受験は親のものではなく子どものものです。基本的なスタンスは「見守る」こと。材料や情報、良い環境だけ与えるなどのサポートに徹し、勉強そのものは任せてみる覚悟が保護者にも必要です。やらないといけないことはわかっている子も多いので子どもを信じましょう。親子の信頼関係の構築ができれば受験生活は必ず明るいものになります。

まわりの友だちが受験モードではない場合

友だち付き合いは変えなくても大丈夫です。受験勉強をスタートするタイミングは人それぞれで、みんな一斉にモードが切り替わるわけではないからです。学校ではこれまで通りに過ごし、家で切り替えるようにしましょう。

帰宅後に必ずこれをやるという切り替えのスイッチを決めるのも良い方法です。たとえば1曲ダンスを踊ってから英単語帳を開く、決まった飲み物を飲んでから数学の問題を解く、などです。親が子どもを友だちから遠ざけようとしたり、家で過度に受験色を出したりすると、かえって反発が起こる可能性があるのでやめましょう。

まとめ

塾は意識しなくても気持ちが切り替わりやすい環境です。塾の先生との面談や、教室内で学ぶ先輩の姿を通して、学校の友だちとは違う「受験の世界」に触れることができます。受験期は塾をうまく活用したいところです。

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この記事を書いた人

教育コラムニスト
小林 佳代子(こばやし かよこ)
中学受験から大学受験まで学習塾において20年の指導経験と母の視点から、家庭と学びをつなぐヒントを発信。