学年別、夏期講習の学習内容
夏期講習と一口にいっても、学年や目的によって学習する内容はさまざまです。また、塾の指導形態によっても異なります。
自分の目的に合わない夏期講習に参加しても効果は得られませんので、まずは自分が何を目指していて、夏休み中にどうなりたいのかをはっきりさせることが重要です。参加を迷っている夏期講習があるなら、それは自分の目的を達成できるカリキュラムか?レベルが合っているか?また集団塾が良いのか個別指導塾が良いのか?など、情報を比較検討しましょう。
[関連ページ]塾の選び方のポイントとは?
[関連ページ]個別指導塾の料金は?料金の内訳と塾の選び方
(1) 中1・中2の夏期講習の学習内容
中1、中2の夏期講習では、英語と数学の1学期の復習をおこなうのが一般的です。2学期にその学年で最も重要な単元を扱うため、特に積み重ね教科である英数は1学期の内容をしっかり定着させておく必要があるからです。
多くの集団塾ではカリキュラムに沿って1学期の全体的な復習をおこないます。ピンポイントで復習したい単元があるなど、集団塾のカリキュラムにあてはまらない場合は、個別指導塾や映像授業といった個人別に受講できる形態を選ぶと良いでしょう。
一人ひとりのレベルや困りごとに合わせて学習できるため、効率よく苦手対策ができます。また、難関高校を志望する人向けに、発展的な内容や2学期の先取り学習をするコースを設置している塾もあります。
(2) 中3の夏期講習の学習内容
中3の夏期講習は高校入試対策をおこないます。秋からの過去問演習に備えて、これまでの内容を総復習し、基礎力の強化をします。実戦へとつなげる練習問題を解いたり、小テストを繰り返したりなどアウトプットも多くおこないます。
集団塾では志望校別のコースが用意されている場合もあり、入試レベルに応じた対策をおこないます。夏は苦手を克服する最後のチャンスです。自分の苦手なところに絞って集中的に学習したい場合は個別指導塾での対策が適しています。
(3) 中高一貫校生の夏期講習の学習内容
中高一貫校生の夏期講習は、大学受験を見据えた単元学習をおこなう場合と、学校の進度に合わせて復習や予習をする場合とがあります。単元学習は主に集団塾でおこなわれ、基礎力があることが前提で進むため難易度は高めです。
個別指導塾では、学校の宿題のサポートや苦手対策、2学期の予習など、個人のニーズに合わせた学習をします。高校受験対策を中心とした集団塾では、中高一貫校生向けの夏期講習がおこなわれない場合もありますので、カリキュラムをよく確認することが大切です。